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ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 要約抜粋

ORIGINALS誰もが「人と違うこと」ができる時代

 


「ブ・ジャ・デ」とは、既知のものを目の前にしながら、新たな視点でそれを見つめ、古い問題から新たな洞察を得ること

 


オリジナリティの最てるポイントは、「既存のもの」を疑い、より良い選択肢を探すこと

 


みな発言して目立つことを恐れているのだ

 


オリジナリティには徹底的にリスクを冒すことが必要という通説をくつがえし、オリジナルな人たちは私がおもっているよりもずっと普通の人たちなのだ、ということを示して行く

 


リスクを嫌い、アイデアの実現可能性に疑問を持っている人が起こした会社の方が、存続する可能性が高い

 


ある分野において安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれるというメリットを見逃している

 


オリジナリティは不変の性質ではない。自由に選択できるものだ

 


失敗するよりも、やってみないことの方が後悔する

 


創設者がみずからのアイデアを適切に判断できないなら、傑作を生み出す可能性はどうすれば高められる?

「多くのアイデアを生み出すこと」

 


多くの人が斬新なものに到達できないのは、アイデアをちょっとしか出しておらず、その少数のアイデアを完璧に磨き上げることにこだわっているからだ

 


オリジナリティを正確に評価するには、自分自身で判断しようとしたり、上司に意見を求めたりするのではなく、同じ分野の仲間の意見をもっと求めて行くべき

 


直感は、自分の経験が豊富にある分野においてのみ正しいのだ!

 


知識がない場合は、じっくり分析したときの方がより確実な判断ができる!

 


今や直感は、新しいものごとに対処するヒントとして頼れなくなっており、だからこそ「分析」がより重要になってくる

 


地位のない人が権力を行使しようとすると非難される

 


地位は、自分1人では主張することができない。努力して勝ち取るか、与えられるかだ

 


特異性信用

ある集団が求める言動から、どの程度逸脱しても良いかを表す許容範囲であり、階級ではなく尊敬により拡大する。

 

 

 

誰かを説得するには長所を強調して短所を最小限に留めなければならない、と多くの人が思い込んでいるが、そのようなコミュニケーション法は、相手が支持してくれている場合にのみ発揮する

 


一方で、斬新なアイデアを売り込もうとする場合や、目上の相手に対して何かしらの変化を提案する場合は、相手が疑いの目を持つ可能性は高い、そのような状況下では下手に出るコミュニケーション法を取り、自らのアイデアの欠点を強調する方が効果的なのだ。

そのための準備として、指摘されるであろう問題点について、あらかじめ準備をして、起点を利かせ、策を練る必要がある。

弱点を率直に話すことにより、強みも強調される。「弱点をさらけ出したりするには、自信がないとできませんよ😂」

ネガティブな点を示すことで、皮肉にも相手がネガティブな点を思いきにくくなる。

 


単純接触効果

ある対象を繰り返し接するほど、その対象をもっと好きになる

 


不満の対象が何であっても、対処法は

「離脱」「発言」「粘り」「無視」の4パターン。

 

どれを選ぶかは「コントロール(状況の決定権が自分にあるという気持ち)」と「コミットメント(状況に関与したいという前向きな気持ち)」にかかっている

状況を変えるには、現実的な選択肢は「離脱するか」「発言するか」だけである。

このことから、声を上げつつ、リスク・ポートフォリオを安全に保ち、必要であれば立ち去るために準備をしておくこと

 


組織を変えたいときは、上と下に向かって発言をし、中間を出来るだけ省くのが効率的だ

 


長期的に見て私たちが後悔するのは、「行動を起こした上での失敗」ではなく、「行動を起こさなかったための失敗」である

 


戦略的に先延ばしをし、さまざまな可能性を試し、改良することによって少しずつ進めていく。

 


「成功と失敗を分けたのは、42%の場合でタイミングでした」

 


概念的なイノベーターは、独創的なアイデアを初期に生み出す傾向があるが、みずからのアイデアをコピーしてしまう傾向がある。

実験的なイノベーターは時間がかかるが、更新は可能。

 


同じ価値観をもつグループと協力をするとき、手段が共通していることが重要なのである。

 


イデアのもっとも過激な部分を曖昧にすることによって、実現できそうにないことを実現できそうに見せる。

「フット・イン・ザ・ドアテクニック」を使う。小さい要求を出し、足がかりを確保してから大きな要求を出す」

 


奇抜なものを出発点とし、それに親しみやすさを加えたものがもっとも確実なアイデアである。

 


他者の価値観を変えさせるのは難しいが、自分たちの価値観と相手が既に持っている価値観の共通点を探し、結びつける方がずっと簡単である。

 


自分のアイデアを聴衆受けするものに「構成し直す」必要がある。

 


過去を思い出せない者は、過去の失敗を繰り返すように運命づけられている。

 


常に現状に異議を唱えるような人は、「結果の理論」ではなく「妥当性の理論」を使う。

つまり、「私のような人は、こういう状況でどうするべきか」と考える。

 


子供に多くのルールを強いているのが良いことだと信じている親がいるのであれば、そのルールについてどのような説明をするかが重要になってくる

 


創造性豊かな親は、しつけの際にきちんと説明していた。規範を示し、道徳や誠実さ、敬意、好奇心、忍耐力といった価値観に触れながら、説明していた。

「自分の行動がまわりの人におよぼす影響」を考えるように教えろ!

 


人は、人柄を褒められると、それを自分のアイデンティティの一部として取り込む

 


「不正をしないでください」と言うより、「不正を働く人にならないでください」と伝えることで、半分になった。

このことから、人格を示す表現や言葉をうまく取り入れるべきだ。

 


異論を成功させる秘密は、誠実さだ

説得力を最大限まで高めるには、代弁しているものごとを心から信じていることが必須だ

 


「自分が正しいつもりで議論し、自分が間違っているつもりで話を聞け」

 


世界を想像する者は、自主的に考える人であり、「好奇心が強い」「まわりに同調しない」「反抗的」という3つの性質がある。

 


「勇気とは、恐れがないことではなく、恐れに打ち勝つことなのだ。勇敢な者とは恐れを知らない者ではなく、その恐れを克服する者だ」

 


強烈な感情を抑圧するよりも、違う感情にすり替える方が簡単だ。

恐怖の裏側には将来の「不確かさ」がある。何か悪いことが起きるのではないか、と不安になるが、その「何か悪いこと」はまだ起きていない。

前へ進むべき理由に目を向け、アクセルを踏み込む、自分を解放させるにはちょっとした興奮を感じるといい。

 


逆に、ある行動を起こそうという十分な意思がないときは、ネガティブに考えるのは危険だ。

そして、いったん行動を起こす心積りができたら、不安が忍び寄ってきたときには防衛的悲観主義をとり、不安に向き合う方が良い。

 


科学的には、不安を感じているとき、「不確実であることは」ネガティブなことよりも恐ろしく感じられるようだ

 


行動が安全だと相手が思うのなら、行動によって生じうるすべての良いことを強調すべきだ。そういった利益をえるために、相手はすぐに行動を起こそうとする。

だが、行動にリスクが伴うと考えている相手には、通じない。そのため、現状を揺るがし、行動を変えないことで起きる悪いリスクを強調するべきだ。

 


ビジョンを伝えることも重要だが、最初に伝えてもあまり意味がない。他者に働きかけ、思い切った行動に出てもらうには、現状の何に問題があるか示す必要がある。