再読したくなる切り抜きブログ

読んだことのある「本」をもう一度読みたくするブログ

絶望の時代の恋愛学

「本気性が薄い」のは、あらかじめ失敗を先取りするからなの。なぜ先取りするのかというと、自己防衛のためなの。なぜ自己防衛するかというと、自分の行為の帰結につついてもアチャーって思うからなんだ。これは悪循環なの。
そんなふうに自己防衛に目が向いてて、相手をちゃんと観察しないから、現に失敗しちゃうの。そして失敗した自分にアチャーって思っちゃうから、自己防衛モードに入るんです。その結果として出る言い訳が、「女の子がタイプじゃなかった。」

自分に関心を持つのはやめて、他人や対象に関心を寄せるんです。いいですか?「自分に関心を寄せるほど自分の価値が減っていく」という摂理があります。なぜか。他人にとって意味がある存在になれないからです。


「不信と期待の間で振幅する」のは、期待はずれを他人のせいにするからです。期待したのが自分である以上、期待はずれも自分の責任です。期待するに足る相手かどうか最終的に見極めるのは、他でもない自分です。

「まだ非常時を知らない」んだから、期待はずれが起こるのは当たり前であって、それは誰のせいでもないんです。それを自覚すれば、期待はずれに対する免疫が得られます。

「この人には自分の世界があって、この人についていけば自分の知らない世界に連れて行ってくれそう」と思わせることが大事

「君が知らない〜の魅力」。音楽の魅力でも、映画の魅力でも、デートの魅力でも、なんでもいい。これを独りよがりじゃないやり方でやるのが、ナンパに限らず、何事においても重要なんです。それができれば、本当の自信につながるんですよ。

相手に合わせるんじゃない。「君の好きなものは知っている。でも僕が好きなものには価値がある。その価値を君にも知らせい。それは君にとっても価値があるはずだ。だいいち君を幸せにすることは間違いない。」というふうに伝える。そのことが重要。

Virtueという概念が、ものすごく大切。「内から湧き上がる力」という意味です。僕は内発性と訳すことで、自発性と対比させます。

アウェアネス・トレーニングで行う方法としては「自己防衛をしなくても大丈夫」と実感する経験を積むことです。飛び込み営業やナンパをしたことない人は、失敗したら傷つくだろうと思っていますが、実際やってみるとさほどではないことに気づくんです。