道
自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広いときもある。
狭いときもある。
のぼりもあればくだりもある。
坦々としたときもあれば、かきわけかきわけ汗するときもある。
この道がはたしてよいのか悪いのか、思案に余るときもあろう。
慰めを求めたくなるときもあろう。
しかし、しょせんはこの道しかないのではないか。
あきらめろというのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
人物を修める
人物を修める
ものを考える上で大切な3つのこと
第一は、目先にとらわれず、長い目で見る。
第二は、物事の一面だけを見ないで、できるだけ多面的・全面的に観察する。
第三は、枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察する。
陽が活動し代表となって、それを陰が裏打ちし内に含んで、初めて両方が存在するのです。したがって陰陽の割合は陰が51%、陽が49%ぐらいであるのが適当であります。
常人の場合、徳が才よりもいくらか優れている人と、才が徳よりもいくらか優れている人とがあります。この区別を東洋の人物学では「君子、小人の弁」といい、前者を君子、後者を小人と呼びます。しかし、君子が偉くて小人がつまらないというのではないのです。ケチな君子もあれば、偉大な小人もあります。明治維新でいいますと、西郷隆盛は君子、勝海舟は偉大なる小人といえます。
人間としては知の人よりも、情の人の方が良い。
人間である以上、愛は愛でも敬愛でなければいけません。「論語」に「敬せずんば何を似てか分かたんや」とあるが、敬によって人を敬し、己を敬することによって、初めて人間は自他共に人間になるのです。
才智・技能に勝れるということはよいもので、望ましいことではありますけれども、それだけでは人間として失格です。やっぱり人間として至るためには、人に真心を尽くす、世間からいうならば、うるさがれるほど思いやるということが大切です。
自分の存在がいかに小さくささやかであっても、一燈となって一隅を照らしてゆく。そうすればやがてそれが百、千、万と集まれば万燈遍照、あまねく社会を照らし、国を照らすことになる。
正命、平たくいうと、正しい運命観を持つということです。うろうろしないで絶対的な決定を持つことでもあります。
運という字は、いわゆる「うん」ではなくて、はこぶという意味であり、命は無限の創造、限りなきクリエーションでありますから、その本義に基づいて、できるだけ自分が開拓してゆこうとする立命観が正命です。
人間の本性は何かというと、言うまでもなく特性であります。特性にはいろいろありますが、例えば明るいということがそうです。人間は日月光明から生まれたのですから、明るいというこおは最も大事な本質であります。
善因善果・悪因悪果で、善行を行えば善果を得、悪事を働けば悪果を得るのは当たり前のことを
われわれの存在・活動はすべてこの元気によるものでありますから、元気がないというのは人間として根本的な失格であります。
人間を観る方法でありますが、これは自らに対して言えば反省することであり、他に対して言えば吟味することであります。
人はその終わりの至らんことを恐るるなかれ。むしろ未だかつて始めを持たずしておわらんことを恐れよ
人間は、悪い終わりになることを恐れてはいけない。それよりも、未だかつて本当の意味の「始」、始らしい始を持たずに終わってしまうことを恐れよというのであります。
われわれは幾つになっても「これから始めるのだ」という気持ちを失ってはいけません。
元気は一切の造化の本質・根本でありますから、元気があるかないかが人間、人物の1番基本的な要素ということになります。
見識は知識のように補うことも人から借りることもできません。本当の意味の修養をしなければ得られないのです。
見識にこの決断力・実行力の伴ったものを「胆識」と申します。
絶望の時代の恋愛学
「本気性が薄い」のは、あらかじめ失敗を先取りするからなの。なぜ先取りするのかというと、自己防衛のためなの。なぜ自己防衛するかというと、自分の行為の帰結につついてもアチャーって思うからなんだ。これは悪循環なの。
そんなふうに自己防衛に目が向いてて、相手をちゃんと観察しないから、現に失敗しちゃうの。そして失敗した自分にアチャーって思っちゃうから、自己防衛モードに入るんです。その結果として出る言い訳が、「女の子がタイプじゃなかった。」
自分に関心を持つのはやめて、他人や対象に関心を寄せるんです。いいですか?「自分に関心を寄せるほど自分の価値が減っていく」という摂理があります。なぜか。他人にとって意味がある存在になれないからです。
「不信と期待の間で振幅する」のは、期待はずれを他人のせいにするからです。期待したのが自分である以上、期待はずれも自分の責任です。期待するに足る相手かどうか最終的に見極めるのは、他でもない自分です。
「まだ非常時を知らない」んだから、期待はずれが起こるのは当たり前であって、それは誰のせいでもないんです。それを自覚すれば、期待はずれに対する免疫が得られます。
「この人には自分の世界があって、この人についていけば自分の知らない世界に連れて行ってくれそう」と思わせることが大事
「君が知らない〜の魅力」。音楽の魅力でも、映画の魅力でも、デートの魅力でも、なんでもいい。これを独りよがりじゃないやり方でやるのが、ナンパに限らず、何事においても重要なんです。それができれば、本当の自信につながるんですよ。
相手に合わせるんじゃない。「君の好きなものは知っている。でも僕が好きなものには価値がある。その価値を君にも知らせい。それは君にとっても価値があるはずだ。だいいち君を幸せにすることは間違いない。」というふうに伝える。そのことが重要。
Virtueという概念が、ものすごく大切。「内から湧き上がる力」という意味です。僕は内発性と訳すことで、自発性と対比させます。
アウェアネス・トレーニングで行う方法としては「自己防衛をしなくても大丈夫」と実感する経験を積むことです。飛び込み営業やナンパをしたことない人は、失敗したら傷つくだろうと思っていますが、実際やってみるとさほどではないことに気づくんです。
PRE-SUASION
PRE-SUASION
肯定的検証方略
人はたいてい、ハズレではなく当たりを探します。反証ではなく確証を探すのです。(確証バイアス)
「このタイプに当てはまりますか?」という一面的な質問をされたとき、質問をされたほうは、ほぼ決まって当てはまると答えるのです。これこそが、肯定的検証方略と、それが生み出す狭まれたモノの見方のパワーです。
彼女は執筆を切り上げるとき、決して段落の最後で終わらせないのです。もっと言えば、考えごとをしているだけのときでさえ、区切りの良いところでは終わらせません。彼女は執筆時間が終わろうとするたびに、最後の部分を書かないでおくことで完了を目指す動機付けの力を発動させ、執筆を再開したくてたまらない気持ちで自分の椅子に戻っていくのです。
複数の研究が示すところによると、目標達成を暗示する単語(勝利、成就、成功、習得)にほんの少し触れるだけでら割り当てられた作業の効率が良くなり、その作業を継続する意欲も2倍になります。
説得を成功させるためにのちょっとした教訓の一つ。「うまくやりたきゃ、韻をイン」
高齢者は若い人たちよりも肯定的な記憶を思い出し、気分の良くなる考え方を受け入れ、自分に都合の良い情報を探して心にとどめ、幸福な顔を探したり、じっと見つめたりします。そして、持っている消費財の良い面に注目するのです。
幸福度の上昇が確実に見込める実施可能な活動
1.毎日、一日の始まりに、幸運だと思えることと感謝すべきことを数え上げ、その後それを書き出すことによって、それらに集中する時間を設ける。
2.前もって、現在の状況、出来事、将来の可能性の明るい側面に目を向けると決める。それによって楽観主義を養う。
3.抱えている問題を思い悩んだり、他の人との有害な比較をしたりして過ごす時間に、わざと制限を設けることで、悲観的な気持ちを否定する。
若い人には高齢者とは違った人生の主目的、たとえば学ぶこと、成長すること、目標達成のために努力することなどがあることも発見しました。そうした目的の達成には、厳しい課題、正反対の視点、馴染みのない人々、そして間違いや失敗を認めることなど、不快な要素を避けないことが特に重要です。それ以外のやり方ではうまく行きません。
何冊ものノートを手に、うろ覚えになっているあらゆる情報を自分の脳みそに詰め込もうとしなかったのです。その代わりに、彼はそのきわめて重要な時間を意識的に使い、それまでのテストでの成功を思い返し、自分が持っている強みを数え上げることで、不安を鎮めると同時に自信を育てました。
「もしそうしたら、そのときは」プラン
①目標を推し進めることができる環境に何らかの合図を登録し、②その合図が促す、目標と一致した適切な行動を取る準備をすることで、目標を達成しやすくする手法です。
たとえば「もし、ビジネスランチで接客係からデザートは何にするか聞かれたら、そのときは、ミントティーを頼もう」
最初に都合の良い時間や環境に気付き、次に、そうした条件から自動的かつ直接的に望ましい行動を連想する。
14歳からの社会学
14歳からの社会学
自分本位の若い男の子が多いせいで、女の子たちは自分をちゃんと「理解」してくれる男の子を求めている。「自分がモテないのはルックスが悪いからだ」みたいに思っている男の子が多いけれど、女の子からすれば「とんだカン違いだ」。
男の子たちも、単に自己本位というよりは、余裕がないんだ。余裕がないのは、男の子たちが「承認」を求めているからだ。「僕はダメな男だ。ブサイクで、センスも悪い。それでも「あなたが好き」と言ってくれる子はいないかな」みたいな感じだ。承認を求める男の子は、自分のことで精一杯。余裕がないので女の子を「理解」してあげられない。とすれば、男の子が「承認」を求めてアタフタするのをやめて、女の子を理解するための「試行錯誤」に乗り出そう。そうやって女の子を「理解」してあげられるようになったら、初めて君は女の子を「承認」される。
女の子をとことん「理解」することで、女の子に「恋愛にそこまで望んでいいんだ」と目を開かせることをしない君が悪いんだ。無理だよ、という君。モテるモテないに関係なく、最初は誰にだって無理なんだよ。ひとつひとつの失敗から学んで、やっとそうなれるんだ。
それには(こころ)も(からだ)も総動員してぶつかっていく必要がある。そうすることで「数」よりも「深さ」のある経験をすることが必要だ。傷つくのが怖くて深入りしなかったり、自分のことばかり考えていたりすれば、「理解」の力は永久に身につかない。
傷つきたくないけれど、愛に包まれた関係が欲しいー
幼稚すぎる。無論、好きにすればいい。でも、傷つきたくないと言い続ける君には、愛によって永続する関係は永久に得られない。でも、君。君が死ぬ時に、本当に悲しんでくれる人がいなくても、いいのかな
仕事をする人に「生きがい」。あたえるために、仕事があるんじゃない。社会が必要とするから、仕事をしてもらわないと困る人がいるから、仕事がある。みんなが仕事に「生きがい」を求め始めれば、多くの人は「生きがい」から見放されてしまう。
世の中「仕事での自己実現」をする少数のエリートと「消費での自己実現」をする大多数の大衆とが、かみ合って、経済がうまく回る。結局「生きがい」や「自己実現」といったものは、経済を回すためにエリートが考え出したキレイゴトじゃないのか?と。
「もっと自分に合った仕事があるんじゃないか」は「もっと自分に合った女の子がいるんじゃないか」と同じ「ないものねだり」になりがちだといった。自分に何が必要で、何が必要じゃないかわかってないから、そういうことになるんだ。
どんな仕事をするんでも『自分流』にこだわることだけ考えろ」ということだ。
あるいは「これさえあれば十分」という考え方をしろということだ。自分は何があれば幸せな人間なのか、そのためにはどんな生活ができればいいのかはっきりさせ、「それにはこのくらいのお金と時間があれば十分」というふうに考えて、割り切って仕事を探す。
実際「仕事が向いていなかった」という理由で辞める人のうち、「ステップアップ」の転職ができる人はわずかだ。多くの人は「ステップダウン」つまり、前よりも悪い仕事に再就職する。この人たちは、永久に「向いた仕事」に就けないかもしれない。
自分がどんな人間で、何をしている時が幸せか。「これさえあれば自分は幸せ」と思えるものは何か。それをつかむためにだけ「試行錯誤」して、おぼろげながらでもつかんでいく。そうすれば、自分に必要じゃないものに過剰な期待をしなくて済むようになる。
これから君が生きていくには「本物の人間」と「偽物の人間」を見分ける力が必要だ。さして必要じゃない人間とは、適当に付き合えばいいだけだ。でも、君にとって必要な人間は、君に「感染」を与えてくれる大切な存在だ。だから「目の前にいるこの人は本物かニセ物か」を見抜く力が必要になってくる。その力がなければ、君は不幸になるだろう。
「感染動機」は違う。すごい人に「感染」して何かをしている時間が、すべて喜びの時間ー瞬間じゃないーになるんだ。
モテる必要なことはダーウィンが教えてくれた
モテる必要なことはダーウィンが教えてくれた
モテるを実現するための5つの原則
第一の原則・科学に基づいて決める(先入観には頼らない)
第二の原則・女の子の視点を理解する
自分の妄想から離れ、女の子の立場に身を置いてみることだー好奇心と敬意をもって、互恵的な関係へのコミットメントを欠かさずに。これがパートナーとの出会いに成功する近道なのだ。
第三の原則・自分の魅力を装備する
この本を読んだ日から、自分の人生、選択、習慣、特徴、恋人としての価値、女性に対する魅力について、自分で責任をもたなくてはいけない。
誰も君の代わりにやってあげることはできない。古代のストア派からニーチェまで、実存主義から現代の心理療法に至るまで、自己の成長や社会的魅力の獲得に責任を持つことは、人生の基本的な原則であり続けてきた。それは、自分に対して負っている倫理的な責務や、自分が持つ未来の可能性、自由意志、人格的自律を正しく認識することでもある。
第四の原則・正直であること(自分自信にも相手にも)
第五の原則・ウィンウィンの関係を築く
5つの原則から5段階のプロセスへ
1.頭の中を整理しよう
2.魅力を身につけよう
3.魅力を示そう
4.女の子のいる場所に行こう
5.行動しよう
自信をつける
自信とは、①自分の能力や、②直面することになるリスクを考慮したうえでの、何かに成功するだろうという現実的な期待のことである。
要するに、自信とはこういうものだ。能力があることで成功を予期し、喜んでリスクを取ることができるー車の運転でも登山でも、素敵な女の子に声をかけることでも同じだ。基本的には人生のあらゆる領域にこのことは当てはまるーモテにも。
真の自信とは、リスクを取ることができるという見込みではないし(それは勇気と呼ばれる)、試練を乗り越えられるという見込みでもない(それは忍耐力と呼ばれる)。真の自信は、過去の行いやその結果にもとづいて「自分にはできる」と現実的に予期することに関わっている。
本当の自信をつけるために唯一効果的な戦略とは、なんらかの技術を身につけ、その技術によるパフォーマンスを証明することだ。
自信の付け方の話に移ろう。はじめに頭に入れておいて欲しいのは、近道はないということだ。「女の子に自信を持つための10の秘訣」とかを売りつけてくる輩もいるが、くだらないと無視しよう。『ザ・シークレット』のように、成功を視覚的にイメージするのがカギだとかいう輩もいるが、本当の秘密は、著者たちが君の金目当てのペテン師だということだ。
現実的な自信の身につけ方は、とてもシンプルだ。自信を持ちたいことに上達し、その技術を自分自身や他人に対して証明しさえすればいい。学び、練習し、実際に誰かが見ている人生の場面で、実際に何かを賭けて身につけたことを継続的に実践するのだ。そうすれば、その技術についての自信は自動的についてくる。
真の自信を得るために必要なのは、何かに挑戦するときに生じる不安を克服することだ。どんな分野でも、本当の自信という山頂にたどり着くためには、「自信がない状態」という谷間を越えなくてはならない。
女の子に真の自信を持つには、女の子が欲する能力を身につけるしかない。
君は女の子が本当のところ何を欲しているのかを学び、それを身につけた男にならなければいけない。自信がつけば、女の子はついてくる。
性的な面での成功は好循環になり(セックスがセックスを呼ぶ)、性的な面での失敗は悪循環になる(セックスが無いといっそうセックスは遠ざかり、ネットポルノのお世話になることになる)。
モテに関してはマタイ効果が働くのだ。
ソシオメーターの値が大きければ、直近の成功や人気を元手にして、新しい友人や恋人を見つけたり、地位を得るための新しい機会を探したりできる。
「練習で失うものはない。得るもの、学ぶものしかない。何かを失う唯一の方法は、練習しないことだ」
「自信のなさ→受け身な姿勢→失敗→恥」の悪循環に一度ハマってしまうと、そこから抜け出すのはとても難しい。
「グロースマインドセット」
①能力は、遺伝や経験や現在の状況によって制約されているのではなく、何かに専念してハードワークすることで向上する(能力はあらかじめ制約されているという考え方は「フィックストマインドセット」と呼ばれる)。
②失敗やつまずきは成長のヒントになる。
彼女はたぶん君に入れ込まない、でも君はそれを受け入れなければいけない。
有能さは多くの場合、大半の女性を性的に魅了するが、無能さはつねに、すべての女性に嫌悪感を抱かせる。
彼女たちは、有能な父親としての要件をできるだけ多く兼ね備えている男を選ぶことで繁殖してきたのだ。そしてそれが、パートナーの好みやパートナーの評価基準を形作ることになってきた。
有能さの基本の3要素
1.優秀な遺伝子を持っているか?
2.良きパートナーになるか?
3.よき父親になるか?
体の健康を整える
心の健康を披露する
1.幸せであれ
2.面白くあれ
3.陽気であれ
4.寛容であれ
5.しなやかに順応せよ
打たれ強さと順応性が発揮されるだろう。しかし、その境地にまだ達成していないのなら簡単な方法がある。絶対に何があろうと、愚痴を言わないことだ。問題が起きた時に笑顔で耐えたり、解決したりするのではなく、すべてのことに文句を言う男ほど魅力に欠けるものはない。
口にするのではなく、態度で示そう。
自愛的な考え方を持って、決断を下す前にものごとを理知的に考え抜くべきだ。意志力のポジティブな側面は、「やりとげる力」であり、すべての「やらないこと」を、より高次の「やること」のために調整する力だ。本当に大切な未来の自分を作るために、意志力を使うのだ。つまり、意志力とは「なりたい自分」にできるかぎり優しくすることなのだ。
目標を設定し、それらの目標を達成するための簡単で自動的な仕組みを生活の中に取り入れることだ。そのような仕組みは習慣と呼ばれる。
性的な自制心
もし彼女が君と寝るのを拒んだり、ゆっくりことを進めたがっても、怒ったり落ち込んだりしないこと。冷静に、彼女の決断を尊重しよう。
もしこの「やさしさ」と「男らしさ」の組み合わせの魅力を理解できれば、簡単に、そこらの9割の男より魅力的になれる。
女性に心からの関心を示す
自分の素晴らしさをアピールする機会を待つだけの会話にならないようにしよう。君が自分ですごいと思うところは、たいていの場合、彼女には興味のないことだ。積極的に相手の話に耳を傾けて情報収集し、合法的に相手の女性に興味を持とう。彼女の興味を尋ね、その情熱に同調しよう。
自虐的な冗談を言う
自分に対するからかいは、君が自分のことを真剣に考えすぎない、自信のあるナイスガイであることを証明する。
人生についめのひどいアドバイスの中でも、最もひどいアドバイスが「大切なのは中身だ。見た目じゃない。もし君のことをよく知ろうとしない人がいれば、その人たちが損するだけだ」これは間違っているだけではなく、壊滅的に愚かで、男を蝕むほど有害だ。
服や行動、ジェスチャーすべてが君の人生を物語る。女の子はそれらの振る舞いや特性を感じ取って、君のパートナーとしての価値や彼氏になる可能性を判断するのだ。
朗報だ。ほぼすべての面で、自分をどのように見せるのかの指揮権は君にある。デート相手にどのようなシグナルを発するかは自分で決められる。
シグナルを改善する
・面白い男は自分の面白さを語らない。彼らは実際に笑わせる。
・頭のいい男は自分の知性を語らない。彼らは女の子たちの好奇心を満たす。
・自信のある男は自信があることを語らない。彼らは一緒にいて心地いい。
・ひたむきな男は、ひたむきさを語らない。彼らは女性を愛し、誠実な行動を取る。
もし彼女が、君がみんなから好かれているのを見て、君が他者に価値を与えていることを理解できれば、良きパートナー、よき父親という点でー価値を与えてくれることを期待する。
これから数週間かけてやること
・コミュニケーションを意識する
人と一緒にいる時は、アイコンタクトや思いやり、傾聴、会話、そのほかの基礎的な社会的スキルにもっと注意しよう。
・自信をにじませる
異性に対する自信は、直近のパートナー探しの成功に反映する。同様に、社会的な自信は直近の社会的な成功を映し出す。
最も簡単な方法は、自分の長所や美徳、スキル、専門知識が高く評価される状況に身を置くことだ。
・ひとと食事をする
これから数ヶ月でやること
・社会的スキルを身につけられるグループやクラスに参加する
・社会的な仕事をする
・ボランティアをする
・友人の紹介を活用する
・ルームメイトは注意深く選ぶ
・孤立する活動を制限する
・ソーシャルメディアを賢く使う
富を築くうえでの基本姿勢を挙げよう
第一に、金儲けを目的とするのではなく、自己改善とパートナー探しの手段と捉えること。
第二に、ゴールは、できるだけたくさん稼ぐことではなく、快適に安全な生活を送れるぐらいに稼ぐことにする。
女の子は思っている以上に、洗練されたセクシーな装飾品や芸術的・音楽的スキル、審美眼、そして人生のすべての美的側面を重視する。身だしなみや香り、服装、車、音楽、家具、部屋、インスタグラムの投稿、すべてのものを評価するのだ。
美的シグナルを女や美意識の高い男達のものだと切り捨てるなら、それは自分のペニスを切り落としていると同然だ。この先、使うこともないだろう。
自分の人生を面白おかしく女性に語り、女性に関する面白い話を男友達に話す能力だ。
話し上手になる最短のルートはお笑い芸人や偉大な政治家の話を聞くこと。古典文学の短編を読むのもいい。友人の話し方の巧拙にも注意を向けよう。最も面白い話を選び(とくに自分の人生についての話)、何度も繰り返し練習し、聞き手の反応を見て構成や話のペース、言葉遣いに磨きをかけよう。
女の子も同じように、デートの時の君の服装を評価する。彼女たちのデート相手に「カッコいい彼氏候補」としての服装を期待する。でもスタイルや富の観点だけで服装を評価するのではない。彼女とのデートのためにどれだけ努力したかも評価するのだ。
どのような服でも、清潔でサイズが合っており、全体的にまとまりがあり、社会的に適切でなければならない。
風呂、トイレ、キッチンは綺麗にしておくこと!これらは女性が家を買うときにも彼氏を選ぶときにも重視する、運命の分かれ道となる場所だ。
よくされる質問は、「彼女が自分に気があるかどうか、どうすればわかるのか」だ。好きな女性がいれば、彼女が自分に好意を持っているか知りたくなる。もっと話しかけてもいいのか、告白してもいいのか、デートに誘ってもいいのか知りたいからだ。そうだろう?女性も同じだ。彼女たちも男性が自分をどう思っているのか気になるし、恋愛対象として見ているのかを知りたいと思う。そのような情報は彼女たちにとって非常に価値があるのだ。
ある女性と2時間ほど過ごして、恋に落ちた気になるかもしれないが、それを声に出して伝えたり、過剰にロマンチックな行動に移してはいけない。その愛情はひっそり育てよう。
ロマンチック証拠を披露する
・アイコンタクト
話し相手が君の言葉に関心を示さず、君の顔を見ようともせずにキョロキョロと見回している。そんなとき、どんな気持ちになるだろう?
古来、簡単なロマンチック証拠は、単純に1人の女性を見つめ、他のパートナー候補の女には見向きもしないことだ。
・巧みな会話
大切なのは、知的かつ社会的な努力だ。彼女の名前を聞いたら、覚えるまで頭の中で繰り返そう。積極的に話を聞き、彼女の言葉に注意を払い、軽く頷いて反応を示そう。彼女の生い立ちや興味、価値観、好みを尋ね、それらに自分の話を織り込む。言葉、表情、身振り手振りに熱意を込める。
大半の若い男は、会話の間女性に全神経を注ぐことが下手だ。「賢く思われる」ことに気を取られ、「あたたかい態度」がおろそかになる。よほど人を笑わせる才能でもない限り、頭の良さそうなことを言って女性をベットに入れるように説き伏せることはできない。しかし会話の中で心のつながりを築き、親密さを感じさせることはできる。
・他の女性に敬意を払う
彼女に他の女性の話をする時は、誠実で思いやりを持って前向きに、そしてやや慎重になろう。
・自分の気持ちを正直に話す
彼女から何を求められてるのか訊かれたら、絶対に嘘をついてはいけない。正直になり、ウィンウィンの関係を目指そう。
多くの男はーとくに若くて性欲が旺盛なとき、セックスのために付き合う可能性をちらつかせて女を誘惑しなければならないと考える。間違いだ。正式に付き合わずにセックスだけ求める女は山ほどいる。しかし、それは君が正直である場合に限る。
真実を打ち明ければ、彼女は今夜のなりゆきについて納得して決めることができるのでたちまち安心する。君が手の内を明かせば、彼女はゲームから降りる(本当の彼氏を求めているなら撤退する)か、賭け金をつり上げる(セックスを求めているなら火遊びを続ける)かを選択できるのだ。
このような徹底した正直さは、多くの女性の頭の中のリセットボタンを押し、「お嬢さんとお坊ちゃんの通常の恋の駆け引きモード」から「真実を明け透けに語る者同士の、刺激的でドキドキするような火遊びモード」へと切り替わる。
・前戯を上達させる
・セックスへの情熱を受け入れる
君は、ロマンチック証拠とは、自分の喜びよりも女性のオーガズムを優先させることだと考えるかもしれない。そうではない。多くの女性は、自分の快楽を過度に気にされるよりも、男性自身が彼女とのセックスに夢中になり、心から楽しんでいる様子を見ることに刺激を見出す。
・しっかり抱きしめる
・過度な嫉妬心を見せる
・共通の趣味をつくる
・取り引き的な態度でなく、強い関心を示す
・2人の関係を公にする
出会い市場で男女間で交換されるものは、優秀な遺伝子やよきパートナーとしての特性、良き父親になる能力といった生物的な価値だ。それらは何億年もの間重要であり続けた。
君は地元の出会い市場で女性が求めるものを提供しているだろうか?提供していないのであれば、パートナー探しは失敗に終わる。
何を得られるかは、出会い市場のすべての要素に左右される。自分自身の価値、男女の比率、そしてどのような男に需要があるか。
なぜこのことが君にとって重要なのか?君の価値は客観的な尺度ではなく、君が身を置く出会い市場によって決定されるからだ。
最適な出会い市場を選ぶための法則
1.女性の数が多いこと
2.男性比率が低いこと
3.パートナー探しのゴールに合致した文化
4.君の価値が高まる場所
出会い市場の他の男より魅力的であれば、高嶺の花と思われる女性ですら手が届く。
5.君の年齢を武器にできる場所
6.君の特性や証拠が際立つ場所
7.出会いの手軽さ
オスとメスのパートナー選択の違い
・男は短絡的なセックスのために、女は長期的な関係のために競う。
・多くの若い男にとって、サックスをすることが最終成果である。
・多くの女性なとって、きちんとした彼氏を得ることが大きな節目となり、彼からプロポーズされることが最終成果となる。
言葉の力
言葉の力
あなたが他人を踏みにじってでも手に入れようとしているのは、虚しいことに、他人から認められることだ。あくせく利己的に働いて手に入れようとしている幸福は、結局は他人の上に立ち、羨ましがられることだ。これは人生の目標は自分にあるのではなく、他人にあるということ。
なによりも重要なのは、あなた自身が自分の人生を作品として作り上げ、見つめることだ。親や学校、社会がそうしてくれないなら、自分だけでもそうするべきである。
私たちは人生を一個の作品として見るように努めなければならない。そのとき初めて、異常だとか短所だとか見なされていた自分の「劣った部分」までも、温かく抱きしめることができる。
ありのままの自分という存在をまるごと認め、愛せる道が開ける。
自分を愛せない人は、他人も愛せない。自分の価値を知らない人は、他人の価値もわからない。だから言葉の勉強も、自分を理解して愛することから始めなければならない。
あなたが人生の主人公として2本の足で立ちたいなら、感情をマネジメントしなければならない。
すでにあなたの頭に刷り込まれていたり、社会から求められたりする観点を疑おう。そして、その代わりに新しい観点、あなただけの世界観を作り上げよう。誰のものでもない、あなた自身の目で、自分と世界を見つめるのだ。ただし、自分の観点が常に完璧なものとは限らないことは、認めなくてはならない。
良い会話をするためには知性を身につけなければならない。読書と経験を通じて「関係」を学び、相手の話に耳を傾けながら相手を理解すべきだ。これが知性を広げる道である。
相手の心をつかみたければ、良い聞き手になることだ。相手が悩みを打ち明けるときは、必ずしも答えを出す必要はない。まずはしっかり聞いてあげればいい。傾聴するだけでも、心のしこりはほぐれるものだ。
あらゆるものに疑問をぶつけよう。これまで当たり前だと思ってきたことに疑問を抱いてこそ、変化がもたらされ、発展もあるのだから。
知らないのに知っているふりをすることこそ、最も非難されるべき無知ではなかろうか。
本当に大切なことは、完全な知識などないことを認めて受け入れる謙虚さと、完全な知識を得るために努力を続ける姿勢だ。