再読したくなる切り抜きブログ

読んだことのある「本」をもう一度読みたくするブログ

言葉の力

言葉の力

 


あなたが他人を踏みにじってでも手に入れようとしているのは、虚しいことに、他人から認められることだ。あくせく利己的に働いて手に入れようとしている幸福は、結局は他人の上に立ち、羨ましがられることだ。これは人生の目標は自分にあるのではなく、他人にあるということ。

 


なによりも重要なのは、あなた自身が自分の人生を作品として作り上げ、見つめることだ。親や学校、社会がそうしてくれないなら、自分だけでもそうするべきである。

 


私たちは人生を一個の作品として見るように努めなければならない。そのとき初めて、異常だとか短所だとか見なされていた自分の「劣った部分」までも、温かく抱きしめることができる。

 


ありのままの自分という存在をまるごと認め、愛せる道が開ける。

 


自分を愛せない人は、他人も愛せない。自分の価値を知らない人は、他人の価値もわからない。だから言葉の勉強も、自分を理解して愛することから始めなければならない。

 


あなたが人生の主人公として2本の足で立ちたいなら、感情をマネジメントしなければならない。

 


すでにあなたの頭に刷り込まれていたり、社会から求められたりする観点を疑おう。そして、その代わりに新しい観点、あなただけの世界観を作り上げよう。誰のものでもない、あなた自身の目で、自分と世界を見つめるのだ。ただし、自分の観点が常に完璧なものとは限らないことは、認めなくてはならない。

 


良い会話をするためには知性を身につけなければならない。読書と経験を通じて「関係」を学び、相手の話に耳を傾けながら相手を理解すべきだ。これが知性を広げる道である。

 


相手の心をつかみたければ、良い聞き手になることだ。相手が悩みを打ち明けるときは、必ずしも答えを出す必要はない。まずはしっかり聞いてあげればいい。傾聴するだけでも、心のしこりはほぐれるものだ。

 


あらゆるものに疑問をぶつけよう。これまで当たり前だと思ってきたことに疑問を抱いてこそ、変化がもたらされ、発展もあるのだから。

 


知らないのに知っているふりをすることこそ、最も非難されるべき無知ではなかろうか。

 


本当に大切なことは、完全な知識などないことを認めて受け入れる謙虚さと、完全な知識を得るために努力を続ける姿勢だ。