再読したくなる切り抜きブログ

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Think Smart 要約抜粋

Think smart

賢人が目指すべきは、幸福を手に入れることではなく、不幸を避けることだ

 


先延ばしにしないために、期限を設ける

 


カチッサー効果

理由を添える。「◯◯なので」というだけで、その行動が正当化される

 


理由が書かれているだけで、私たちの気持ちは落ち着く。逆に理由がないだけでイライラする。

 


努力の正当化

脳はバランスの悪さを調整するために、価値を過大評価して、ありきたりのものを神聖なものであるかのように仕立て上げた。

 


何かに時間と労力を費やした時は、必ずその結果を見るようにしよう。距離を置いて結果だけを見る。

 


初頭効果

脳はうしろのほうに並んだ形容詞よりも、はじめの方に並んだ形容詞に重きを置くため。

 


意見がある時は、ためらわずに最初に口を開くといい。そうすればあなたは同僚に大きな影響を与え、彼らを自分の側に引き込むことができる。

 


親近効果

後から入ってきた情報の方が記憶に残りやすい

 


人を見るときには、先入観にとらわれずにその人のあらゆる面を評価するように心がけよう。

 


金銭的な理由で行っているわけではないことに金銭を介在させると、進んでものごとを行おうとする意欲が減退させてしまう。

 


現状維持バイアス

得をすることよりも、損失をこうむることを避けようとする心理が働くのだ

 


偽の合意効果

他の人たちも自分も同じように考え、同じように感じているだろうと、ついそう思い込んでしまう。

 


あなたのものの見方が主流だと思い込まないようにしよう。意見の違う人に対して懐疑的になるのではなく、まず、自分自身に対して懐疑的になろう。(謙虚)

 


社会的比較バイアス

自分より優位に立つかもしれない人を推すのを嫌がる傾向

 

 

 

ダニング=クルーガー効果

能力の低い人は、自分の能力の程度を認識できないという「思考の誤り」

 


なぜ正確に計画を立てれないか

一つ目は現実を無視した希望的観測で計画を立てているから。

2つ目はプロジェクトだけに意識が向いてしまっているから。

 


戦略的ごまかし

大きな危機に瀕しているときほど、事実を誇張する傾向が強くなる

 


期末試験のことを集中して考え、明確な学習計画を立てるよう指示した

その課題に「どのように対処するかという明確なイメージ」ができていれば、進行中の課題で頭がいっぱいになってしまうことはない

 


デビット・アレンは一つの課題を、20〜50の段階に細かく区別するようアドバイスしている。そして書き出す。

 


対象を好きだと感じると、あなたは「リスクは少なく利益は大きい」と確信するようになる。

 


自問をすれば真実や的確な答えにたどり着くという考えは「内観の錯覚」

内観、つまり自分の内面を見て得られる答えはほとんどがでっち上げだからだ。自分の答えを信じすぎると、それが間違いだったときその分ショックである。

だから何かに対して強い確信があるときほど、自分の考えには批判的であろう。

 


現状と、選択肢を一つ示されると、私たちは現状とその選択肢だけを比較してしまいがちだ。

例 癌になりこのままでは5年で死ぬが、翌週に成功率50%の手術をするか。

しかし、手間をかけてまた別の選択肢と比べるようにしよう。

選択するときは、必ずその時点で可能な次善こ取引と比較する

 

 

 

「その説が間違っている」と証明されただけでは、その説は決して放棄されない。「もっと優れた説」が登場して初めて、誤った説が棄てられる

 


ウィル・ロジャース現象

印象を良くする、数字を並び替えて

 


少数の法則

万引きの例では、万引き率の変動は店舗の規模が小さければ小さいほど大きい。

 


治療意図の錯誤

事故が少ないのはスピード狂か理想的なドライバーか?

スピード狂は1時間で150キロの距離を走り切る人のことを指す。もちろんスピード狂が事故を起こさない。

こういう調査は、慎重になって、何かしらの理由でひっそり調査から離脱した対象者はいないかどうかすぐにチェックしよう

 


平均値の問題

水深の平均が1メートル以上ある川は決して渡ってはいけない

その皮のほとんどは浅瀬だが、中央では流れが強く、水深が10メートルあるかもしれないからだ。

べき乗則

一部だけが突出している分布状態においては、平均の概念は意味を持たなくなる

 


そのお金をどうやって手に入れたかによって、お金への向き合い方が変わる

 


ハウスマネー効果 

予想外の利益を手にすると、リスクに無頓着になる

だから、宝くじに当たった人が、数年後には前より貧しくなっているのはそのためだ。

したがって、期せずしてお金が入ったり、どこかの会社から何かを進呈されたりしたときには注意しよう。

 


突出効果

飛び抜けた特徴が、必要以上に注目を集める現象である。

目立つ=重要ではない

 


バーナム効果

人間には、他の多くの人にも適合する性格描写を、自分だけに当てはまるように感じてしまう傾向がある。

 


なぜバーナム効果が引き起こされるのか?

一つ目は、一般的な内容でどんな人にも必ず当てはまるようになっているからだ。

二つ目は、私たちには聞こえの良い言葉は自分に当てはまらなくても受け入れる傾向があるからだ。

3つ目は特徴肯定性効果(肯定的なことやそこにあるものは、否定的なことやそこにないものよりも価値があるように感じられる)の影響があるからだ。

四つ目は、確証バイアス(自分の考えを証明する証拠ばかり集め、それに反する証拠は集めようとしない心理傾向)が働くからだ。

私たちは自分の理想像に当てはまることは受け入れるが、それ以外は無意識に排除する。

 


クラスター錯覚

ランダムに起きる現象を脳が認めたがらず、何らかのパターンや法則を見出そうとするこうした現象は、クラスター錯覚と呼ばれている

例 雲や岩が人の顔に見えること

 


したがって私たちはすぐに「パターン」を見つけ出そうとする。だが、何らかのパターンを見つけたと思ったときは疑ってかかろう

 


発表に先がけて「期待」わあおられていると、その期待を下回った額がどれほどわずがであろうと、過酷な罰が待ち受けている。

しかしプラセボ効果には、自分自身に期待することによって、脳が変化し、それによって体全体に変化が起きる現象。

結論、期待には影響力がある。だからあなたとあなたの大事な人には期待しよう。そして自分の力ではどうすることもできないものは期待値を下げよう。

 


伝播バイアス

人とモノとのつながりは、たとえそのつながりがずっと前に消滅していたとしても、あるいは写真のように非物質的なものに過ぎなくても、軽視できるモノではない。

 


無駄話をする傾向

思考することを怠ったり、未熟だったり、ものを知らなかったりすると、頭の中が不明瞭になる。そうした不明瞭さを覆い隠そうとすると言葉が溢れ出す。

 


言葉は思考の鏡だ。

 


ねたみを感じると、私たちはいろいろと不合理な行動をしてしまう。だから妬む前になぜ自分とその人の成功の違いを比較して自分の力でどうにかできることなら変える。できないことなら受け入れる。by俺

 


エルズバーグのパラドックス

リスクは算出できても不確実さは割り出すのは不可能だ。

 


情報バイアス

知りすぎると、決断力や創造力が失われていく。したがって、最低限の情報で生活するように心がけよう。

 


感情で決めるとき、論理で決定すべきときのルール

体に身についている動作、特に運動能力にかかわることや、すでに数えきれないほど答えたことのある問いは考え込まないほうがいい。また、食べ物を評価するときや友人選び、信用できる人を選ぶときもだ。(原始時代からやってきたから)

 


進化の過程ではなかった状況(投資)などは直感よりも論理で考えろ。

 


特徴肯定性効果

存在しているものは、ないものよりもずっと価値があるように感じられる。

 


その原因は一つのものではない。多くの要因が重なった結果として起きるのだ。それなのに私たちはいつもたった一つの原因だけを突き止めようとしている。(ファクトフルネスの犯人探しのところに似ているby俺

 


原因を探し出すには。

まずは紙を用意して、考えられる要因を全て、円や線を使った網目状の図にして整理しよう。すると失敗の影響要因をあらわす図ができる。

次にあなたが変えられる要因に印をつける。

 


大多数の人とは違う行動をする方が、感じる後悔は大きい

 


最後のチャンスと聞くと、私たちは分別を無くす

しかし二度とこないチャンスなど早々にないから、焦らず判断するべし(ファクトフルネスやった気がする

 


できるだけ多くの選択肢を残しておきたいという心理

なぜ起きるかというと、そうすることによって生じる「不利益」がわからないから。

 


しかしどの可能性も排除せずに保留にする人は、成功できない

選択肢を持つにはコストがかかるし、選択権を持つことで不利益が生じることもある。

 


学問だけで得た知識が不十分なわけ

 


「有能な上司たちの仕事ぶりを見て覚えたんだよ。それにもちろん、これまでにいろんな失敗をしてきたから、そこからも学んだしね。」

 


知識には二種類ある。「言葉にできるもの」と「できないもの」だ。私たちは「言葉にできるほうの知識」を極端に過大評価する。

 


言葉にできる知識の問題点

1・言葉にできる知識には、曖昧なところがない

本に書かれているような明快さは、現実の世界にはない。

2・本を書く人の頭の配線は、書かない人とは違っている。

本に書かれていることが、この世界を正確に写しとっているとは思わない方がいい。

3・言葉は能力をカバーできる

表現に長けた人は能力以上の地位を獲得できる。