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人生は20代で決まる

人生は20代で決まる

 


30代になると、人生の重要な出来事が起こるペースが落ち始めるのです。

 


人は後で振り返って、その出来事が自分の将来を大きく左右したと、気づくのです。何気なく過ごしている20代の瞬間瞬間が将来にまで影響し、人生のかなりの部分をきめているのです。

 


「陽だまりの中で寝そべっていることに飽き飽きして 家の中から 降りしきる雨を眺める毎日 若いお前にとっては人生は長く どんなに無駄に使っても有り余るほどだ だが ある日 お前は 10年があっという間に過ぎ去ったことに気づく いつ走り出せばいいのか 誰も教えてくれない そうお前は出発の合図を見逃したのだ」

 


残念なのは、20代の時に将来のビジョンが欠けていたばかりに3.40代になった人が仕事やパートナー探し、経済面や子育てで、高い代償を払わされているのを見るとことです。

 


「無計画の生は、生きる価値がない」

「本当に生きていない生は考える価値がない」

 


気晴らしが、21世紀における大衆のアヘンとなりました。そこで20代は誘惑され、結果として現実から目を逸らして、根拠のない幸運をただ期待する日々を送るようになります。

 


20代の期間が人生設計に無関係な休み時間ではなく、人生でただ一度の、発展のためのスイート・スポットだということを認識してほしい。

 


20代は人生の要の時です。行動したこと、しなかったことが将来、もしかしたら何世代にもわたり、強大な影響力を持つでしょう。

 


「わたしは誰?」という問いに対しては、自己喪失(アイデンティティ・クライシス)

 


人がアイデンティティ・クライシスにおちいるのは正常なことであり、少なくとも経験するべきものだと考えました。本物のアイデンティティは、間に合わせで急いで獲得すべきものではないと感じました。そして、しっかりと自分探しをする猶予期間が必要だと提唱しました。

 


アイデンティティ・キャピタルとは、時間をかけて身につけた、自分の価値を高める経験やスキルのことであり、個人資産です。自分自身に長い間、十分な投資をした結果、自己の一部となったものです。

アイデンティティ・キャピタルは、どうやって、時間をかけて徐々に、自身を築いてきたかという証なのです。最も重要な点は、アイデンティティ・キャピタルは大人の市場に持ち込まれる資質だということ。

 


20代は、アイデンティティ・クライシスこそが今解決すべきことで、アイデンティティ・キャピタルはその先の話だと思っています。現実には先の話どころか、エリクソンが経験したように危機と資質獲得は同時に存在しており、同時に処理すべきもの。

 


自分探しをし、同時にその途上で社会に関わっていこうとする勇気を持つ20代は、より強いアイデンティティをあることでしょう。

 


正規雇用は一生続けるにはふさわしくありません。「同じことの繰り返し」と呼ぶような腰掛け仕事は楽しいかもしれませんが、未来の雇用主からは人生の無駄と見られかねません。

 


前向きで知識もある20代の人々が現実社会で現実の仕事に就くのを避けて、楽な非正規雇用を続けていると、そのうち、本当の幸せをもたらすかもしれない何かを探す意欲も失せ、面倒になっていくのです。

 


正規の仕事に就くのを先延ばしにしていると、人は前進するチャンスを逃す。

 


一生を通じての道を考えるなんてできないって分かった。何をするべきかを突き止めるただ一つの方法は、とにかく何か行動すること。

 


仕事や人間関係など、なんであれチャンスを求める時には、ほとんど知らない人々がもっとも事態を打開してくれるからです。新しい機会はたいてい、あなたのグループの外からやってきます。緩いつながりを利用しないと20代は遅れをとる

 


ときどき人は、「みんなはコネがあるのに、わたしは誰一人知らない」と考えるようだけど、実際、人は未開封のリソースを持っている。

 


「あなたに一度、親切をなした者は、義務感を超えて、またあなたに親切をする準備がある」

 


フランクリンは、もし誰かを味方につけたいならまず自分から近づくべきだと考え、それには何かを頼むといいと思いいたり、実行した。

 


相手に、あなたという人間に対して興味を抱かせる。相手の関心ごとにあなたも興味を持っていることを見せるのです。下調べすれば正確にわかるでしょう。その後、丁寧に依頼するのです。なかには断ってくる相手もいるかもしれません。それでも、あなたが考える以上にイエスをもらえる場合が多いのです。

 


「無意識の知」

私たちが、自分自身について知っていても、普段忘れている事柄のことです。失った夢であったり、私たちが感じはしてても言葉にしない事実を指します。

 


不確実さを恐れれば恐れるほど、何かを望んではいても、どうやって手に入れるかわからないという悪循環に陥る。しかし、たとえ確かなものなどなくても、何かに向かって働きかけることが重要なのです。

 


選択をしないことは安全なことではない。結果をただ30代や40代に先延ばしにするだけ

 


「われわれが幸せになりたいと望むだけなら簡単だ。しかし、他社よりも幸せになりたいと望むなら、簡単ではない。われわれは他者のことを実際以上に幸せだと買いかぶっているからだ。」

 


ほとんどの20代は、自分の生活をセレブのブログと比べるほど愚かではありませんが、一方で、知り合いの書き込みや写真を事実として受け取っています。書き手のほとんどがトラブルや悩みを隠しているのに、読み手にはそれが分かっていません。ほかのみんなが送っているらしい素晴らしい生活と比べて、自分の生活はなんと見劣りするのか、と気落ちするのです。

 


まず、自分の才能や得意分野を見極めて、周囲の世界でどう活かしていくべきかを知らなければなりません。自分の本来の可能性がどこにあるかを理解するのです。

 


20代は相手に結果を披露するよりも、自分の可能性を見せる世代です。自分について良いストーリーを語れる人、自分の個性や望みについて語れる人は、語れない人より有利な位置に立てます。

 


良いストーリーとは、もし職業的同一性を築く第一歩が、自分の興味と才能を理解することだとすれば、次の一歩は自分の興味や才能についてのストーリーをはっきりと示すこと。

面接官にとっても、複雑さと一貫性のバランスがとれたストーリーは、診断に役立つ。あまりにもシンプルに聞こえるストーリは、未熟で経験不足に思われるかもしれません。かといって複雑すぎるストーリーは、採用者には好まれない。

 


面接は一種のゲームのようなもの。面接官は応募者の過去、現在、未来について聖合性のあ?話を聞きたがります。以前やっていたことが、今やりたいこととどう関連し、次にやりたいこととどう繋がっているのかについて、彼らは関心を持っています。その仕事に意味を見出し、はっきり示す必要がある。

 


「幸せな結婚の秘訣は、相性がどれだけよいかではなく、相性の悪さをどうやって克服するかにある。」

 


似た者性が必要

多くの重要な面で似ていて、相手の人柄を真に好きである必要です。この2つはセットになっています。2人が似ていれば似ているほど、相手を理解し、共感できるからです。

相手の行動や1日の過ごし方を認めることは、信じられないくらい沢山の摩擦を防いでくれます。

 


パーソナリティとは、私たちが何をしたか、あるいはどのような人間か示すものですらありません。パーソナリティは世の中で私たちがいかにあるかを表すもので、それは私たちのすること全てに深く染み込んでいます。

 


パーソナリティが似通っているほど、満足度が高くなる

 

 

 


「私が20代に求めるのは、重要な事柄については妥協せずに、本当に自分と合う人を探すべきだということ。あえて、えり好みするべき。価値観とか人生の目標とかパーソナリティーが極端に違わないこと、そして愛し合っているかどうかも大事」

 


「人生は振り返った時はじめて理解できる。しかし前を向いて生きてなければならない」

 


「脳は使えば使うほど、使える部分が増す」

 


学校で良い成績をとるには、具体的な答えを持つ問題をいかにうまく時間内に解けるかにかかっています。しかし、前もって考えられる大人になるには、不確実な状況にあっても、いかに冷静に考え、行動できるかという点にかかっているのです。

 


新しいことを、すばやく学べる時期は2度ときません。こうなりたいと望む人間に容易になれるのは、20代をほかにないのです。したがって、今行動しないことがリスクなのです。

 


仕事で不安や非力を感じない20代は、たいてい自信過剰かフリーターです。

 


誰もがいつかは手痛い洗礼を受け、そして学びます。すると、脳は次に備えてこうした学習を記録するために「写真」を撮ります。これが「決して忘れない教訓」です。愉快ではありませんが、成長するためには必要であり、有益なものです。

 


「賢く生きる秘訣は、物事にこだわらないこと、大目に見ることである。」

 


「死にたくなるような恐怖や悲しみも生きていればこそで、生きているだけで幸運なことだ、生きていればなんでも切り抜けれる」

 


ヴィクトール・E・フランクル「私たちの態度や反応を、人間に残された最後の自由だ」

 


ダニエルは仕事での状況を完全にコントロールしてはいませんでしたが、それらの状況をどうとらえ、どのように対処するかという点ならコントロールできる。

 


ある調査によると、自分の感情をコントロールできる人は人生の満足度が高く、楽観的で、目的意識が強く、他者との関係も良好だと分かっている

 


「動かないことが恐怖と疑いを生む。行動は自信と勇気を生み出す。恐怖を克服したいなら、ただ家にじっと座って考えてはいけない。外に出て、せっせと活動すること。」

 


「しなやかマインド」

人間は変われる、成功できると信じている、しなやかマインドの人にとって失敗は痛手であっても、改善と変化の機会を与えてくれるものなのです。

 


自信は内から外に出てくるものではなく、外から内へと入っていきます。外の世界でうまく行動した事柄をあげれば、心配は減り、自信が強まる。

 


例 【超ポジティブな友人にどうやってメンタル強くなったのか聞いたら「悪いことはいいことの3倍強く印象に残るから、身の回りに起きたいいことは全部メモアプリに書いて残して、嫌なことがあったら開いて3倍以上の物量のいいことを思い出してかき消すようにしてる】

 


偽の自信は自己疑念の裏返しです。中身のない自信は、ランチタイムに電話を受ける親の、ありふれた無責任な言葉から生まれます。本物の自信は経験の積み重ねと仕事に対する熟達から生まれる。

 


不安と未知の要素を乗り越えていく自信は、恋愛においても、経験から生まれます。逆はありません

 


自分への信頼は、それまでに何度もその仕事をやり遂げたことから生まれる。

 


仕事での成功を自信につなげるために、その仕事は挑戦的で努力を要するものでなければなりません。

 


何らかの感情を抱くことと、それに反応することは違う。

 


人生の中であとにも先にも、20代ほどパーソナリティーが変化する時期はないということです。

 


20代でのポジティブなパーソナリティーは、「折り合って、前進する」と呼ぶ姿勢から生まれます。気持ちが楽になるというのは、大人であることから逃げずに、大人になろうと努力する姿勢から生まれるのです。

 


目標を設定することには、自分がどういう人間で、これからどうなりたいか主張するという意味がある。

 


「このうえなく賢明な相談役である時間に身を任せるのだ」

 


20代をダメにする呪文の言葉は、「若いときは2度と来ない」

 


20代は、時間の観念をつくり、そのあとに開けている歳月を過ごすための計画を立て始める時です。キャリアをどうスタートさせるか、いつ家族をつくるかを判断するのは難しいでしょう。全てから遠ざかっているほうが楽かもしれません。しかし、時間を無視して生きている20代は、決して幸せではありません。

 


将来のことは星には書いてありません。何の保証もありません。だから、あえて大人という立場に挑み、意識的に行動することです。ハッピーエンドから逆算して人生を設計すること。