再読したくなる切り抜きブログ

読んだことのある「本」をもう一度読みたくするブログ

夜と霧

夜と霧

人は強制収容所に人間をぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない。

 


つまり人間は、ひとりひとり、このような状況になってもなお、収容所に入れられてた自分がどのような精神的存在になるかについて、なんらかの決断を下せるのだ。

典型的な「被収容者」になるか、あるいは収容所にいてもなお人間として踏みとどまり、おのれの尊厳を守る人間になるかは、自分自身が決めることなのだ。

 


最後の瞬間まで誰も奪うことができない人間の精神的自由は、彼が最後の息をひきとるまで、その生を意味深いものにした。なぜなら、仕事に真価を発揮できる行動的な生や、安逸な生や、美や芸術や自然をたっぷりと味わう機会に恵まれた生だけに意味があるのではないからだ。そうではなく、強制収容所での生のような、仕事に真価を発揮する機会も、体験に値すべきことを体験する機会も皆無の生にも、意味はあるのだ。

 


そこに唯一残された、生きることを意味あるものにする可能性は、自分のありようががんじがらめに制限されるなかでどのような覚悟をするかという、まさにその一点にかかっていた。

 


人間の内面は外的な運命よりも強靭なのだということを証明している。

 


来る日も来る日も、そして時々刻々、思考の全て挙げてこんな問い(今から行く現場では、人をいたぶることをなんとも思わない監督のもとで殴られるのか、今日の「おまけ」はソーセージだろうか?など)にさいなまれねばならないというむごたらしい重圧に、反吐が出そうになっていた。

そこで作者はトリックを使った。作者は大ホールの演台に立っていた。そこのテーマは強制収容所の心理学。今わたしをこれほど苦しめてうちひしいでいる全ては客観化され、学問という一段高いところから観察さている状況を考えていた。

 


「苦悩という情動は、それについて明晰判明に表象したとたん、苦悩であることをやめる」

 


しかし未来を、自分の未来をもはや信じることができなかった者は、収容所内で破綻した。そういう人は未来とともに精神的なよりどころを失い、精神的に自分を見捨て、精神的にも身体的にも破綻していった。

 


強制収容所の人間を精神的に奮い立たせるには、まず未来に目的をもたせなければならなかった。

 


「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」

 


生きる意味を問う

私たちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることが私たちからなにかを期待しているかが問題なのだ。

生きることの意味を問うことをやめ、私たち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。

 


生きる意味を一般論で語ることはできないし、この意味への問いに一般論で答えることもできない。ここにいう生きることはけっして漠然としたなにかではなく、常に具体的な何かであって、したがって生きることが私たちに向けてくる要請も、とことん具体的である。この具体性が、ひとりひとりにたったの一度、他に類を見ない人それぞれの運命をもたらすのだ。具体的な状況は、あるときは運命をみずから進んで切り拓くことを求め、あるときは人生を味わいながら真価を発揮する機会を与え、またあるときは淡々と運命に甘んじることを求める。だか、全ての状況はたったの一度、ふたつとないしかたで現象するものであり、そのたびに問いに対するひとつ、ふたつとない「答え」だけを受け入れる。

 


具体的な運命が人間を苦しめるのなら、人はこの苦しみを責務と、たった一度だけ課される責務としなければならないだろう。人間は苦しみと向き合い、この苦しみに満ちた運命ともに、ふたつとないあり方で存在しているのだという意識にまで到達しなければならない。

 


誰もその人の苦しみを取り除くことはできない。誰もその人の身代わりになって苦しみをとことん苦しむことはできない。この運命を引き当てたその人自身がこの苦しみを、ひきうけるとこに、何かを成し遂げるたった一度の可能性があるのだ。

 


被収容者にとって生きる意味とは、死もまた含む全体としての生きることの意味であって、「生きること」の意味だけに限定されない、苦しむこと死ぬことの意味にも裏付けされた、総体的な生きることの意味だった。

 


自殺しようとしていた者は「生きていることになにも期待できない」と言っていた。しかしこの2人には、生きることは彼らから何かを期待している、生きていれば、未来に彼らを待っている何かがあると伝えることに成功した。

このひとりひとりの人間に備わっているかけがえのなさは、意識されたとたん、人間が生きるということ、生き続けるということにたいして担っている責任の重さをまざまざと気づかせる。

自分を待っている仕事や愛する人間に対する責任自覚した人間は、生きることから降りられない。まさに、自分が「なぜ」存在するかを知っているので、ほとんどあらゆる「どのように」にも耐えれるのだ。

 


未来のことは誰にもわからないし、つぎの瞬間自分に何が起こるかさえわからないからだ

 


「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」

私たちが過去の充実した生活のなか、豊かな経験の中で実現し、心の宝ものとしていることは、誰にも奪えないのだ。

 


誇りを持って苦しみ、死ぬことに目覚めてほしい

 

一兆ドルコーチ

1兆ドルコーチ

 


5つのカギ

1・心理的安全性が高く(マネージャーの後ろの盾のもとで、安心してリスクを取れると感じていた)

2・明確な目標を持ち

3・仕事に意義を感じ

4・お互いを信頼し

5・チームの使命が社会に良い影響を与えると信じていた

 


すばやく動いて斬新な新しい機能やプロダクト、サービスわ生み出し続けるかどうかで成功が決まる。

 


スマートクリエイティブ

専門性とビジネススキル、創造力を兼ね備えた人材

 


コミュニティが大事

人はコミュニティの一員だと感じると、仕事に対する意欲が高まり、生産性が上がる。 

 


ビルがなにをコーチしたかと、どうやってコーチしたかの両方を考えていく

 


1、ビルはスタッフとの個別面談や、難しい従業員への対処といったマネジメントスキルを、どうやって細部に至るまで正しく実践していたか?

 


2、ビルは一緒に働く人たちとどうやって信頼関係を築いていったか

 


3、彼はどうやってチームを構築したか?

 


4、ビルはどうやって職場に愛を持ち込んだか?

 

 

 

成功している企業の幹部はマネジメントを、すなわち*オペレーショナル・エクセレンスの実現を第一に考えなくてはならない、というのがビルの持論だった。(*現場の業務遂行力が競争上の優位性を持つレベルまでに高められている状態)

 


成功している人は、会社の運営がうまい。優れたプロセスを持っていて、部下に説明責任を持たせる。最高の人材を採用し、評価し、フィードバックを与える方法を知っている

 


みんなでチーム文化を作り上げるが、その目的はあくまで結果を出すことにある。

 


リーダーシップはマネジメントを突き詰めることによって生まれるものだと、ビルは考えていた。『どうやって部下をやる気にさせ、与えられた環境で成功するか?独裁者になっても仕方がない。ああしろこうしろと指図するんじゃない。同じ部屋で一緒に過ごして、自分は大事にされていると、部下に実感させろ。耳を傾け、注意を払え。それが最高のマネージャーのすることだ。』

 


『君が優れたマネージャーなら、部下が君をリーダーにしてくれる。リーダーを作るのは君じゃない。部下だ。』

 

 

楽しい職場環境が高いパフォーマンスと相関していることを理解し、そうした環境を手っ取り早く生み出すには、家族や楽しいことについて話すのが1番だと知っていた。

 


誰になにを伝え、共有すべきかを知ることがマネージャーの大事な仕事だ。

 


ミーティングにおいてメンバーの積極的な関与を促すには『適切なミーティングを行う』『全員に発言権を与える』『時間管理を徹底する』が大事

 

アンサンブルでミーティングを行うべきだ。(適材適所でリーダーたちが有機的に入れ替わり、適宣チームを率いていくこと。)

 


マネージャーは決着をつけよ

マネージャーの仕事は議論に決着をつけることと、部下をより良い人間にすることだ

ビルは言った『この方針で行くぞ。下らん議論はおしまいだ。以上』

 


たとえ決定に不満があっても、合意したことには全力で取り組まなくてはならない。それができないなら、チームの一員じゃない。

 


天才とうまく付き合う

ハイパフォーマンスだが扱うのが難しい「規格外の天才」には寛容であれ。守ってやりさえすべきだ。だがそれは、倫理に反する行動や人を傷つけるような行動をとらず、経営陣や同僚へのだめーじを上回る価値をもたらすかぎりでのことだ。

 


取締役にふさわしいのはどんな人か?会社のことを心から気にかけ、聡明で、事業に関する専門的知見を持ち、CEOに協力したいと本心から思っている人物だ。

 


信頼とは約束を守ることだ。

信頼とは誠意だ。

信頼とは率直さだ。

信頼とは思慮深さだ。

 


最高のチームとは『心理的安全性が最も高いチーム』だ

 


チームの心理安全性とは、チームメンバーが、安心して対人リスクを取れるという共通認識を持っている状態であり、ありのままでいることに心地よさを感じられるようなチームの風土である。

 


ビルは『コーチャブル』な人だけをコーチングした。

 


リーダーシップというのは自分だけの問題じゃない、会社とチームという、自分よりも大きなものに献身することだ。

 


リーダーにふさわしいのは好奇心旺盛で、新しいことを学ぶ意欲にあふれた人物だ。

 


ビルが求めたコーチャブルな資質とは、正直さと謙虚さ、あきらめず努力を厭わない姿勢、つねに学ぼうとする意欲である。

 


もっと耳を傾ければ誰もが今よりずっと賢くなれる。そしてただ言葉を聞き取るだけじゃない。相手がいいそうなことを先回りして考えたりせず、とにかく耳を傾けろ。

 


発見や洞察を促すような質問をしょっちゅうする人は、最高の聞き手だと相手に思われる。

 


従業員の話を聞く、声をかけるといった「ありきたりのなんでもないこと」が、優れたリーダーシップの側面だという。

 


誰かに人前で恥を欠かせてはいけない

 


建設的なフィードバックはできるだけ早く与えるように心がけているけれど、相手が安全だと感じているときにだけする。自分は安全で支えられていると相手が感じていると確認してから『ところで』と言ってフィードバックを与える。

 


共通の目標のもとで力を合わせてこそ、本当に成功し、ものごとを成し遂げることができる。

 


ビルは4つの資質を人に求めた。

まずは『知性。』これは勉強ができるということではない。さまざまな分野の話を素早く取り入れ、それらをつなげる能力を持っていることだ。

『勤勉』であること。

『誠実』であること。

『グリット』を持っていること。打ちのめされても立ち上がり、再びトライする情熱と根気強さだ。

 


面接で立候補を評価する際、そのひとかその人がなにを成し遂げたかではなく、どうやって成し遂げたかでを尋ねた。

 


また代名詞にも注目した。私と私たちのどちらを多く使うか。(私を多く使う人は地位が低い人、私たちを多く使う人は地位が高い人。)

 


ビルが最も嫌ったのは、学ぶことをやめた人たちだ。質問するよりも答える方が多いやつは赤信号だ。

 


大事なのはそれまでやってきたことでも、これからやろうとしていることでもなく、日々やっていることなのだと

 


悲観ムードになったら、ストレスの根本的原因を突き止め、それに働きかけろ。ただしそれだけにかかずらっていてはいけない。不満大会を長引かせるな

 


まずは褒めてから、建設的なフィードバックを与える大切さを肝に銘じる

 


リーダーは先人に立て

物事がうまくいかない時、いつにも増して「誠

意」「献身」「決断力」がリーダーに求められる

 


人を大切にするには、人に関心を持たなくてはならない。プライベートな生活について尋ね、家族を理解し、大変なときには駆け付けよ!

 


仕事でも仕事以外でもコミュニティを作れ!人々が絆で結ばれているとき、チームはずっと強くなれる。

 


成功するギバーになるということは、誰にでもいつでもしてあげることではない。自らの負担より、他人を助けることのメリットが上回るかどうか意識する必要がある。これは自己防衛的なギバーと呼ぶ。彼らは寛大だが自分の限界を自覚している。頼み事をむやみにイエスと言わず、寛大な行動を楽しみながら持続できるよう、小さな負担で大きなインパクトを与えられる方法を探す。

ブッダの言葉

ブッダの言葉

 


初めてを経験することはなににでも、発見と感動が満ちている。未知の経験が一つ一つ積み重なって、深みと広がりのある人生が織り上がる

 


何かを失ったり、大勢の前で恥をかくことを恐れるあまり、挑戦することから逃げるのは、もっとも愚かなこと

 


多くを失敗する人ほど、多くを学ぶ

 


賢者は「将来、自分がとった行動を後悔しないかを、一瞬、想像してみる」

迷った時は、将来「やっておけばよかった」と思えることをするのが、幸せに生きるための大原則

 


素敵な恋人が迎えにきてくれる、誰かが自分の才能に気づいて、不幸から助けてくれる などの都合のいいシンデレラストーリーは、まず起こらないのが現実。幸運を掴むには、行動が必要だ。

 


ハンデがあるからできることがある

 


たとえ好きな人に振られても、自分の魅力をわかってくれる人はいると信じて、次の出会いを探せばいいのです

 


喜ばしいことがあった人に、嫌味を言ったり、嫉妬したりするような心の貧しい人が、不幸なのです

幸せは分かち合い、不幸には助け合う。それが当たり前にできる人は、どんな状況でも、心が豊でいられる

 


太陽のように、ひまわりのようき、場の雰囲気を変えて明るく変えることのできる人は、周囲から信頼を集める。

 


「自分のもの」という思い込み、執着こそが、苦しみを生むのです

 


「人と分かち合うこと」に喜びを感じなさい!

 


自分の失敗で間違いが起こった時は、一度、自分の顔を鏡で確認してみるといい

 


不平不満を言わずに、現状を楽しむ

 


1.何を楽しいと思うかは、実際にやってみないとわからない

2.若いうちに、チャレンジする方が、選択肢が多い

 


何をやっても、ダメだと非難する人はいるものと心得て生きる方が、賢い

 


思い通りにならないから、人は学べるのです

 


賢者は、苦手なことも下手なことも、堂々とやってみせる

 


人から学ぶ心得

1.質問上手、聞き上手になる

2.人が成功していることは、自分でも試してみる

3.えり好みしないで、人に会う

4.自分の専門外の人に、積極的に会う

 


恥をかけるひとが成功する

 


相手が聞かれたくないことには、触れないようにすると、人間関係は円滑になる

 


幸運を得るには

・真実を話す

・人に与える

・人を守る

 


周りで、どんなことが起ころうとも、平然としていなさい。自分自身に対して怒ったり、自分を嫌いになってはいけない

 


自分はやるべきことは、しっかりやっている

→悪いこともしていない。その結果、何が起ころうと、人からどんな目で見られようとも関係ない。この先も、自分は自分の進むべき道を行くだけ

 


人よりも速く目的を達成しようとして、あせってはいけない。急がず、しかし、遅れず、自分のペースを守って進んでいくのが大切だ。

 


あなたが『うらやましい』と思うようなことは、すべて虚妄にすぎない」と教える

 


他人を憎むことは、他人の優位を認め、自分が不幸であることを意識に刻みつける行為に他ならない

 


贅沢を求めず、わずかなもので満足する

 


人間性を高める努力をし、清らかな行いを心がけること。真実は、なにかを考える習慣を持つこと。

1日の生活の中に、安らぎに満ちた時間をつくること。これが大いなる幸せである。

 


嫌いなことをやだてみたら、思わぬ才能が発見できたということもあるのです。「好き嫌い」を超越することで、可能性がいっぱいの、本当に「自由な生き方」ができるのです。

 


どんなことに対しても「ありがたい」と接することが、好き嫌いをなくす秘訣

 


人のためにがんばり、得たものを人のために使う人たちは、明るく希望にあふれた人生を歩む傾向がある。

 


お金があるから寄付をするのではなく、お金がない貧乏な頃から寄付をしていた人たちが、お金持ちになった

 


・過去においては、「後悔しない」ということ。

・未来においては、「不安を抱かない」ということ。

・現在においては「執着しない」ということ。

 


「悩み」とは、放っておくと、どんどん大きくなっていくもの

 


「なにもせずに、ただ悩んでいるだけでは、苦しみから解放されることはない。もしも、挫折の悲しみから解放されたいのであれば、新しい夢を真剣に考え、どうすればうまくいくか真剣に考え、具体的な策を練り、それに向かってチャレンジしていく必要がある。

 


行動をしなければ、問題はさらに大きくなる。行動して、状況を変えよう。

 


「信仰によって、その激流も乗り越えられる」

=自分自身を信じなさい

 


その苦しみの原因を、自分自身で探しなさい

 


愚かな人は、原因を探ろうともせず、人のせいにし、他人を変えることばかり考える。

 


たんなる妄想か、事実か、証拠を集めて確かめる

 


誰かに耳の痛いことを指摘されたとき、受け入れる努力をしていますか?

 


下から目線ぐらいがちょうどいい!

 


たとえ、自分とはまるで、仕事のやり方が違う人や、自分とはまるで考え方が異なる人があらわれたとしても、その相手を敵対視する必要はない。そこで、ムキになって相手の欠点を暴き立てて、相手の悪口をいい、自分の正当性を主張するのは、愚かなことだ

 


他人のものを盗むのではなく、逆に、自分の持っているものを他人に分け与えなさい

 


相手に協力することを「自分が損すること」と考えてしまう、それこそ「浅ましい考え方」だ

 


親たちは、自分たちの老後の蓄えを貯金するのを、あとまわしにして、我が子のためにお金を使ってきたからです

 


意地悪をする人を、ブッダは浅ましい人と呼び、軽蔑しています

なぜするのか

→その人の人生がうまくいっていないから

 


お天道様も、神様も見ていなかったとしても、自分自身が見ています。自分の意識だけは、誤魔化すことはできません。そうして自分の心に罪の意識が生じれば、そのマイナスエネルギーが、それに応じたマイナスの出来事を自分に引き寄せてきます。決して逃れることはできません。

 


人からもてなしを受けたときには、当然、こちらからも相手をもてなし返すのが、暗黙の社会のルールであり、いい人間関係を築いていくためのコツ

逆に、もう一つ注意したいのは、「先日、ごちそうしたのだから、今度は君がごちそうする番だ」などと、こちらから、返礼を要求しないこと

 


・人に、悩みや苦しみを与える人になってはいけない。

・人に、喜びと安心感を与えられる人になれ。

 


謙虚で自慢話をしない人は、人に慕われる

 


いい仲間の条件

・賢明であること

・協力的であること

・礼儀正しいこと

・明敏なこと

 


本当に自分のやりたいことを捨てて、友人に合わせることや、友人と一緒にいることを優先する人は、真に満足する人生を送ることはできない

 


快楽に心を奪われそうになったら、自分にとって、今一番大切であることがなにかをちょっと考えてみる

 


「守・破・離」で真の人生観が確立する

 


・過去の栄光にしがみついて「昔はよかった」と口にしない

・過去の失敗をいつまでも悔やまない

・今に向き合う

ブッダは「過去の栄光」も、そして「過去の後悔」も一緒にキッパリ捨ててしまいなさい、と教えます

 


「一人で生きていきなさい。自分の人生は、自分の力で切り開いていく覚悟を持ちなさい」

→世の中に溶け込みながらも、「個人としての自由を失わないでいる」というのが、ブッダのいう「一人で生きる」ことの意味でしょう

 


そもそも、期待していなければ、腹も立ちません

 

 

 

 

苦しかったときの話をしようか

苦しかったときの話をしようか

 


残酷な世界の中での希望とは何か?

最大の希望とは「それでも選べる」ということだ。

 


自分特有の先天的な特徴、自分を育んだ特有な後転的環境、それらの組み合わせによって、世界で唯一無二の存在である、自分になっている。泣いても喚いても、その特徴を大きく変えることはできない、であれば、過去に振られたサイコロを受け入れて、前をみよう。人と比べて凹んでいる場合ではない。変えられるのは未来だけなのだ!

 


自分の人生をコントロールする選択肢を握っているのは実は自分自身しかいない。

 


問題の本質は外ではなく、君の内側にあるのだ。やりたいことが見つからないのは、自分の中に「軸」がないからだ。

 


本質的に君が悩むべきなのは、具体的な就職先ではない。君が真っ先に悩んで、そして最後まで集中して考え抜くべきなのは、君のキャリアにとって重視すべき「軸」なのだ。

 


Self awareness はいつ考えても早すぎることも、遅すぎることもないのだ。

 


キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている「特徴」を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えることだ。

 


会社に依存するのではなく、自分自身のスキル(職能)に依存するキャリアの作り方をお勧めする。

 


合理化されるのは、創造的に頭を使っていない仕事だ。

 


日本の社会をよく見てごらん。会社の看板がないと仕事ができない人や、会社の外で通用するスキルを身に付けずに便利に使われている人で溢れているだろう。彼らは安定を求めて転職せずにきたはずなのに、むしろ人生で日に日に大きなリスクを背負っている。

 


プロとして十分なスキルを獲得すれば主導権は君に移る。己のスキルを伸ばす舞台として君の方が会社を選べるようになっていく。

 


「私はどこに勤めている」と言える人になれても、「私は何が出来ます」と言える人になっているだろうか?

 


不正解をつかんだ原因の大半は、自己分析不足に起因している

 


会社がこちらを選んでいるように見えるのだけれど、実はこちらも会社を選んでいることを忘れてはいけない。世間の評価や年収や待遇が君にとって最重要な軸ではないならば、そういうものに目が眩むことにも気をつけなければならない。そんなものは成功の実績さえ積めば、結果的に後ろからついてくる。

 


最も大切なのは、自分の特徴をより早くより明瞭にすることだ。

 


資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を科す社会のことである。

 


資本家の世界を射程圏に見据えるパースペクティブを君が持っているかどうか

 


年収を決める3つのドライバー

1.その人の「職能の価値」

年収はスキルの需要と供給で決まるのである。

 


2.所属する「業界の構造」

 


3.「成功度合いによる違い」

サラリーマンの年収の違いは、その人がどれだけ重要で代替わり不可能な能力を有しているかだ

 


年収の期待値の上下を知った上で、それでも自分にとって情熱を持てる好きな仕事を選ぶべき

 


どの業界でもある程度のプロになれば、それまで培ってきたスキルと実績を土台にして、職能のステップアップが可能になる

 


資産を持っていない人間が、この現代世界において巨大な資産を手に入れる方法は、なんらかの方法で資産家に成り上がるのがベストだ。

お金にお金を稼がせる

 


資本家に成り上がるために、もっと劇的な一括千金のチャンスがある。それは、成功報酬として企業の株を個人として持つことだ。

 


本当に安定したいのであれば、今の大企業に入るのではなく、将来の大企業に入らなければならない

 


そもそも情報とは、人の知性があって初めて意味を持つようになる。外の世界の手がかり(データや事実)を己で集めて、己の知性を駆使して統合・推理することで生み出す付加価値が情報だ。インターネット空間に転がっているような情報も、それをタダで拾うことしか能がない人間も、どちらも大したことはないということ。

 


勉強し続けてきたのは、世界から手がかりを集めて頭の中で再構築するその「知性」そのものを養うためではなかったのか?

 


自分の目的に合致するかが最重要なのであって、目的に合わない就職や転職ならば、どれだけ業績がいい企業に入っても意味がない

 


「需要の持続性」や「競走優位を維持する構造」は、株式投資の判断の際にも有効だ。

 


目的が見えてくる発想法

具体的なことから発想するのではなく、どんな状態であれば自分はハッピーだろうかという未来の理想状態から発想すること

 


強みは必ず好きなことの中にある

「特徴とそれを活かす文脈がセット」

 


強みを見つける最大の近道は、社会との関わりで気持ちよかった文脈

 


今まで自分が好きだった「〜すること」を実際に書き出してみよう。名詞ははいらない

あまり深く考えてはいけない。自分が好きなことをとにかく「動詞」にしてみるのだ。

 


どの職能においても重要なビジネスパーソンとしての基礎能力として分類した

 


Tの人(Thinking )、Cの人(communication)、Lの人(leadership )の3部類

 

時間や精神力や体力には必ず限界がある。戦略なきキャリアは間違いなく、負けのレシピとなる。

 


できるだけ早いうちに、できるだけ頭が柔らかいうちに、スキルを高める挑戦を意図的に選ぶ旅を始めるべきだ

 


自分がナスビなら立派なナスビヘ、キュウリなら立派なキュウリになるように、ひたすら努力を積み重ねればいいのだ。

 


面接などで大事なのは、「伝え方(HOW)」よりも「中身(WHAT:何を伝えるか)」こそが、遥かに重要な意味を持つということ。

 


面接では君という人間の価値をより理解してもらうための中身の準備こそがフォーカスなのだ。

 


WHAT(つまり内容)さえしっかりしていれば、それをただ自分の言葉で一生懸命に伝えるだけで良い。

 


多くの就活生が、企業の面接担当者からどんな質問がかるだろうかと、直前に想定問答を考えるが、現場では、思ったような話し方の展開にならない。

 


マーケティングの手法を使って、自分がコミュニティーで市民権を得やすい構造を作ることだ。

 

明確な優先順位をつけずに、とりあえず沢山の会社を回り始めるのは、戦略なき愚か者がすることだ。君のキャリアの目的、自分の特徴にあった職能らそれらを総合的に考えて、どういう基準で回るのか、このドメイン(活動領域)の定義を書き出して明確にしよう

 


就職活動は時間が極めて限られている。ちゃんと軸を明確にしてドメインを定義し、狙った魚を釣るために動き出す時期や手順や準備、それらを整えて確立を高めた方が有利になる。あまりあくせくしなくても良いのだが、軸だけは早めに明確にして、回るべき業界なり、企業候補なりの採用プロセスの流れだけは把握しておこう。そうしなければ「もう間に合わない」とあとから気づくことになる。

 


OB訪問をするならば良い結果を生むために、相手は面接官だと思ってちゃんと準備することだ。

 


就活などではそれまでの人生の中かRTB(Reason to believe )になる材料を探すことになるだろう。学生時代に何に熱中したのか、その中から自分ならではの経験や実績を語りらそれらをRTBにして便益を信じさせるのだ。

 

My Brand を設計する4つのポイント

1.価値は十分強いか?

相手にとって十分な価値のあるWhat になっていないと、先方は君を買う必然性が無いからだ。

己の価値がシンプルに強く定義されているか?

 


2.信じられるか?

自分の強みは「リーダーシップがある」と定義したのであれば、経歴がそれを証明するように強い事実が並んでなければならない。

 


しかしだいたいは皆が同じことを言おうと思えば言えるので、実は差がつきにくい。したがって、人柄を感じ取り、実績をしつこく聞くことになる。経歴の中にエビデンスが欲しいからだ。

 


Whatの勝敗を分けるのは、便益とRTBの掛け算である。就活ならば大学生活までの自分の人生を、それぞれ強固なRTBとして語れるようにしておくことだ。

 


際立っているか?

 


自分の本質と一致しているか?

 


嘘はいけないが、スパンは必要である。スピンとは、同じ事実を言うのに切り口や見せ方を変えるだけでインパクトを増やすやり方を指す。

 

これは同一人物のものである。スピンさせるとこうも変化する。

 


仕事についてから、最重要なのは、問答無用な実績なのだ。したがって認知形成においても、君がまず躍起になるべきは、ブランドを構築する一貫した行動と、結果を出すことにこだわることの2つだ。

 


人がもっとも苦しくなるのは、自分自身で自分の存在感価値を疑う状況に追い込まれた時だ。

 


「きっと何とかなる」ことを覚えておいて欲しい

 


退職していった人の大半の原因が「できない自分」との向き合い方がわからなかったからだと思う。

 


新入社員として潰れなためには、最初から肩の力を抜いて、最後尾からスタートする自分を予めイメージし受け入れるべきだ。

 


結果を出さないと誰も守れない

 


挑戦しないから失敗しない自分よりも、挑戦するから失敗してしまう自分の方が圧倒的に強くなれる

 


受動的な人生にこそ、悪性の不安はつきもので、それは自信のない人に特有の永遠に拭えない不安だ。

 


失敗しない人生そのものが、最悪の大失敗ではないのか?

思考は現実化する 下

思考は現実化する 下

 


世の中の金縛りから脱出したければ、一歩一歩、忍耐力(第三者から見て、そういう力を発揮していると感じるだけのことが多い。あなた自身はとても楽しい行動としか感じてないだろう)と努力で前進していくことだ。

 


「どのような逆境や失敗も必ずそれ以上の価値を生み出す利益の種子を持っている」

 


批判を気にする。他人の行動、発言が気になり、批判されることばかり恐れる結果、行動を起こさない。これは最大の敵である。なぜなら、これは目には見えないが、誰もが潜在意識に持っているものだからだ。

 


批判を恐れることは成功を恐れることだ。

 


数え切れないほど多くの人々が、年齢を問わず、他人への憚りということで自分の一生を台無しにしまっている。これも批判を恐れてのことである。どんなに相手が立派で、高潔な人物であれ、あなたの正当な希望をあきらめさせたり、自由に生きる権利を侵害することはできない。自然の法則に照らし合わせても、そのようなことができる何の根拠もないのだ。

 


イデアというものは生まれた時にほとんど死にかかっているか、あるいは生きていたとしてもすぐに手当てをしなければならない状態なのだ。

その手当とは、明確な目標と迅速な行動のことだ。

 


しかし誰一人として、明確にその目標達成日を答えることもできなければ、その達成計画を明確に説明することもできないに違いない。望みだけで富を手にすることはできないのだ。

 


忍耐力を鍛える8つの秘訣

1.目標・願望の明確化

2.強いエンスージアズム(熱意)を伴った目標実現意欲

3.自信

4.計画の明確化

5.正確な知識

6.マスターマインド

7.意志の力

8.習慣

 


忍耐力を身につける4つのステップ

1.燃えるような熱意に支えられた明確な願望や目標を持つこと

2.明確な計画を立て、それを着実に実行していくこと

3.親戚、友人、周囲の人たちの否定的な、あるいは意気消沈させるような意見をきっぱり拒絶すること。

4.目標と計画に賛成し、激励してくれるような人を一人、あるいはそれ以上の人を友人にする

 


この4つのステップを学び実行するあなたには、必ず素晴らしい報酬が与えられる。その報酬とは、自分の価値や行き先を自分で決める特権であり、自分の人生を思うとおりにつくり上げていくことのできる特権である。

 


失敗の内容はさまざまである。「努力の末の失敗」と、それ以外の、いわば次元の低い失敗との違いである。後者は、当人を成功と結びつける接点をほとんど持たない。

不運な目にあった時は、それを過去のものとしてしまっておくことだ。そしてあなたの心は、いつも未来へと向けておかなければならない。そうすれば過去の失敗は、人生の授業料として未来には幸運となって作用することになる。

 


どのような最低の失敗であっても、そこからなんの利益も得られない、というとこはない。その失敗を別の面での成功に結びつけるのは当人の心構え次第なのだ。たとえそれを成功と結びつける接点がほとんどなくても、全くないなどということはない。

 


リンカーンが鎖を引きずっている囚人のように失敗や失望を自分の心に引きずっていたら、大統領にまでなれなかったかもしれない。

過去の失敗を引きずって生きている人は多いりそういう人々は過去という亡霊に囚われている囚人であって、失敗者というイメージを壊すことができないなのだ。

その男は、失敗をきっちり捨て、忘れて行ったのである。だからその男の成功は、奇跡でもまぐれでもなかったのだ。これはどんな人間にも許される特権である。大統領になった男は、その特権を活用しただけのことだ。

 


「人生には、さまざまな境遇の巡り合わせが絶え間なく起こっているものだ。」

 


「人生と失敗とのかかわり合い方」

多くの人は、過去の失敗とともに生き続けている。たとえ話題が変わっても、常に失敗について話していた。話の本質は失敗についてであった。彼らの生き方は過去形であり、昔話をすることで傷の痛みを和らげようとしていたのである。

一方、成功した人々は、未来系で話をする。彼らの目は過去にではなく、常に未来に注がれているのだ。そしてそれは大きな願望な目標に対してである。

 


成功した人の態度には嫉みがなく、常に他人から学びとろうとする心構えしかなかった。

一方、失敗者は、成功した人のどこかに欠点はないのかと探しまわるのである。

 


物質的な豊かさと心の平安とは関係があるか?

A.関係はあるが、絶対的なものではない。貧しくても心の平安を保っている人は確かにいる。しかしごく少数である。何がなんでも億万長者になる必要はないかもしれないがらはっきり言えることは、今日のような社会では、十分な資力がなくては魂を支えることはできない、ということである。

 


いかに巨大な富でも、その巨大さを「心」と比べれば、1%にも満たないだろう。つまり全てはお金で買える、といったところで、その「すべて」というのは心から見れば1%程度のもので、残りの99%はお金で買えない「心」が占めているのだ。ただ心は目に見えないので、人々は1%しかない物やサービスをすべて、つまり100%の存在と誤解してしまっている。

 


私はこれらの人々に新しい「自己」を見つけることを教えた。過去は問題になり得ないのだ。

 


プラスアルファの法則

今与えられている給料や報酬以上のことをする。

 


成功するには熱意がなければならない。ただ忍耐力のみがあってそこに熱意がなければ、電源の入っていないオーブンの中に、七面鳥を載せて、美味しく焼き上がるのを待っているようなものだ。

 


エマーソンは「世界史上で、偉大で、堂々とした行動は、みんなエンスージアズム(熱意)なしには偉大なものは何一つ達成されなかった」

 


感情は理性にすぐ従うというものではありません。しかし、精神的にせよ、肉体的にせよ、感情は行動には即座に従います。それに、同じ思考あるいは同じ肉体的行動の繰り返しは習慣となります。頻繁に繰り返せば、自動的な反射作用になります。

 


目標を達成させるための熱意を持つ秘訣

1.熱心で楽観的な人々と付き合うこと

2.まず財政的な成功を築き上げるために働くこと

3.成功のノウハウをマスターして、日常の生活に適用すること

4.健康に注意すること

5.積極的な心構えを維持すること

6.他人の手助けをすること

 


マスターマインドの定義

「明確な目標を達成するための2人ないしはそれ以上の人たちによる、調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係」

 


「二つ以上の頭脳が調和のとれた協力をするとき、一つの頭脳よりもはるかに大きなエネルギーを生み出すことができる」

 


富というのは、とても恥ずかしがり屋で、そのうえ、なかなかつかまえにくいものである。したがって富は、好きな女性を必死になって追い求める男性と同じように、情熱を持ってまっしぐらに求め、勝ち取らなければならない。

 


深刻な問題の存在を否定するものではないが、心配事の大半は、もともと小さい悩み事から発していることに気づいた。心に小さな心配事を食べさせてやると、それが増大してもっと大きな悩み事を食べさせろと言い出すのだ。

心配事をさらに増長させたいなら、じっと座ってひたすらその心配事のことを考えることだ。思考は力(エネルギー)であることを忘れてはならない。つまりこれは、心配事に力を貸すことになる。そうすると心配事は心中深く根を張り、心の栄養を吸い取ってしまうのだ。

心配事をつぶし、根こそぎ取ってしまうには、心配事に対する反応をなんらかの建設的活動に転換してしまうことだ。活動することによって、心はその活動に集中する。

 


心の平安というものは、本来はシンプルな状態のことだ

 


幸福は行動することによってもたらされる。(外部からの幸福)行動しなければ何も生まれてこないのである。

 


人間の忍耐力とは、その人がやっている仕事を好きか嫌いか、あるいは愛するかどうかということによって決まってくる

 


人間は、自分の愛する仕事に携わっているとき、または愛する人のために仕事をしているとき、最も仕事の効果をあげるものである。

 


好きな仕事をするメリット

1.その仕事をすることによって幸福を得るということである。これは最高の報酬である。お金では買えないものだ。

2.目先の収入はともかく、生涯収入では決して引けを取らないということである。おそらく、他の好きでもない仕事よりかはかなり上回るだろう。なぜなら、愛情を持ってする仕事は、他の仕事より質・量ともに優れているからである。

 


歴史上の偉大な人物は皆、勇気が生んだ人物である。勇気とは、逆境というゆりかごの中で育つものなのだ。

 


報酬以上の仕事をしてきた人は報酬以下の仕事しかしていない人よりも高い地位につき、高い報酬を得ている

 


給料袋の中身だけが報酬のすべてだと思っている人は不幸である。給料袋の中身以外の報酬が人に幸福感と満足感を与えてくれるのだ。

 


1日1時間、給与の対象となっていない仕事に従事することだ。そうすれば、単に義務を遂行しているだけから得る収入よりも、もっと大きな収入が得られるのだということを常に心がけておくべきだろう。

 


「やったことすべてに直接的な報酬が得られないと、だまされたような気持ちになること」この気持ちが殿堂を築くのを邪魔するのである。

 


奉仕をしてその報酬を得ないということはない。それは、仕事をしなければ報酬を得られないのと同じくらい確かである。

 


「すべての行為は、それ自体に報いる」とエマーソンも言っている。

自分と他人が同一であるならば、他人への「奉仕」は、他人への報酬であると同時に、自分への報酬でもある。したがって奉仕をしてその報酬を得ないことはないのだ。

 


エマーソン「原因と結果、手段と目標、趣旨と果実は分断することはできない、なぜなら、結果はすでに原因の中で花開き、目標は手段の中に、実は種子の中にすでに存在しているからである」

 


自然の法則とは、「行え、そうすれば必ず脳力は自分のものとなる。だが何もしない者には脳力も身につかない」

 


人生というのは、言い換えれば障害と困難の克服なのだということを理解すべきだったのだ。人間の大きさは、その人がどの程度環境に適応するか、どの程度責任をとるかによって正確に測定できるものである。

 


エマーソン「私たちの強さは、私たちの弱さから生まれる。

偉大な人は自ら進んで小さい者になろうとする。優位な立場という安楽椅子に座っていれば眠くなる。押されたり、苦しめられたり、負けたりするときこそ、何かを学ぶチャンスがようやく訪れるのだ。こうして真実を知り、無知を知るのだ。自惚れという狂気も治り、控えめになり、真の心の技術を身につけるようになる。自分の弱点を知るということは、敵よりも自分にとって利益のあることである。」

 


7つの使ってはならない感情

恐怖

嫉妬

憎悪

恨み

貪欲

迷信

怒り

 


よく失敗した人や失敗するかもしれないと思っている人が祈りに救いを求めていることは、あるだろう。だがそれは、意味のない言葉の羅列にすぎない。なぜ祈るのかといえば、心が恐怖と疑惑と依存心とで満たされているからだ。ところが恐怖と疑惑と依存の感情は潜在意識を動かしはするが、このような場合、本人のエネルギーは消耗するばかりである。

 


問題の本質についてじっくり考えらそして意見を交わす。どんな考えでもいいから、各自に思ったとおりに発表する。

これがマスターマインドにつながる

 


偉大な人物の感情の持ち方や行動の仕方などをできる限り見習おうとする心構えそのものが、当人を実際に偉大にする、とても有効な方法だからである。

 


リンカーンさん。あなたの正義感、忍耐力、ユーモアのセンス、人を理解する能力、寛容な心など、あなたをそこまでの大人物にした性格をわたしにも見習わせてください」

 


あらゆる成功の出発点は願望だ。その終着点とは、自分を理解し、他人を理解し、自然の法則を理解し、幸福を認識し理解する、そういう理解力なのである。

 


どんな状況であれ、失敗したら、その状況を分析してみることだ。そうすれば、どんな失敗にもそれに見合った利益の種子が含まれているという、深い真理に行きあたるはずである。

 


失敗や不運が恵みとなるか災いとなるかは、その人の本能次第である。失敗や不運に見舞われても運命の手が別の方向へ行くように合図をしたと受け取り、その合図に従えば、その経験は必ず恵みとなる。失敗を自分の弱さの表れと受け取り、思い悩めば劣等感に襲われることになり、失敗は災いとなる。反応の向きが問題なのだ。そして、どう反応するかは、いつでもその人に完全に任されている。

 


失敗と無縁な人は誰もいない。誰でも一生のうちには何度かの失敗をする。しかしまた人間は誰でも、失敗に対して思いのままに反応する特権を持っている。人を取り囲む状況には、個人ではどうとし難いものがあり、場合によってはそれが失敗や不運につながることもある。けれども失敗に対して、最も有利な形で対応しようとすれば、これを妨げる状況などありえないのだ。

自分の弱さを知るには、失敗は正確な物差しとなる。だから失敗は自分の弱さを正す機会を与えてくれる、その意味で、失敗は常に恩恵であるといえるのだ。

 


どのような現実であれ、失敗として受け止めない限り、失敗はこの世にないことがわかるはずだ

 


生まれてから死ぬまで、人生は挑戦の連続である。失敗は完全に勝利を収めないうちに失敗を克服し続けるよう、強いられている。こうした挑戦に勝利を収めた人に対しては、人生は豊かな恩恵と強い力で報いるのである。

 


勝利者は断じてあきらめない。あきらめる者に勝利はない。

 


コツコツと励む人が成功するのは、宇宙の摂理に従い、自分を適応させていくからである。

 


この現実の世界には限界がないということを、いつ自分に言い聞かせなければならない。限界があるとすれば自分の中に自分で作ったものか、他人が作るに任せたものにすぎないのだ。

 


悲しみが自己憐憫になることがあるが、自分を哀れんでみたところで、自分を弱めることにしかならない。他人の気持ちに同情できるようにならなければ、あるいは自分を鍛える手段として歓迎しなければ、悲しみは自分のためにはならないのだ。

 


失敗するかもしれないという不安はそれだけで失敗の原因にもなり得るし、負けるかもしれないという不安は敗北を誘引する。

 


7つの不安(強い順)

1.貧困に対する不安

2.批判を受けることに対する不安

3.病気に対する不安

4.失恋に対する不安

5.自由を失うことに対する不安

6.老いに対する不安

7.死に対する不安

 


すべての人々は、自分の心を完全に支配する脳力を持っているということである。

 


富を得ることができるのは、心の中で、できると思うからあるいはできないと思うかによって決まるのである。そしてこれは、あなた自身でコントロールできるものなのだ。心の状態はらあなた自身が作り出すものだ。お金では決して買えない。それはあなたが創造するものなのである。

 


どんな状況でも否定的な面だけしか見ないという習慣をいう。考えることも話すことも、成功の可能性についてではなく失敗の可能性についてだけだ。失敗の道ばかり探していて、それを避ける道を探そうとしない。また、どんな場合でも「時を待つ」ばかりで、最後まで行動を起こそうとしない。

 


お金というのは、ただの貝殻だとか丸い金属とか紙切れにしかすぎない。たとえ宝物であっても、心とか魂までは買えない。だが、破産した人間にとっては、ノドから手の出るほど欲しいものだ。無一文になって倒れたり、仕事を求めて街をさまよう人の肩には、人生の悲哀柄滲み出ている。たとえ知識や知性や脳力では負けないとは思っていても、定職を持った人々に対する劣等感はどうしようもない。

今晩の食事代を借金しなければならないと考えるのは、人生を絶望させるばかりではない。お金を稼ごうとする意欲まで奪ってしまう。

 


他人から批判されるのが恐ろしい、という理由で私たちはつまらないことに神経を使って生きている。その昔、幽霊を信じなかったばかりに、火炙りの刑に処された人々がいる。そのため、人々はこの批判に対する不安を持たざる得なくなった。

 


何か新しいことをしようとするとき、批判は必ずついてまわるものだ。しかし、批判者が何を言おうと、あなたの目的が本書でいう「成功の定義」にかなうものであれば、それらに惑わされることなく、強い決意を持って前進しなければならない。それでこそ、あなたはあなたの人生を生きていることになる。

 


決心こそ、どんな境遇をも受け入れさせるものなのだ。

 


7つの不安は、優柔不断と結びついて、悩みに変わってしまう。だが、私たちは決断することによって、避けられない死をも克服することができる。決断することによって、貧困に対する不安さえも追い払ってしまう。なんの悩みもなく、金持ちになるのだと決心すれば良いのだ。他人がどう思おうと、何を言おうとそんなことは気にしないで、固い決心を持ち続ければいい。それが批判を受け入れることの不安を追い払ってくれる。

 


人生には、悩むほどの価値のあるものなど何もないのだということを悟らなければならない。この悟りを持つことができれば、心の平和と安定を保つことができ、幸福になれるのだ。

 


あなたの人生における望みは、成功することにあるだろう。そう思っているなら、心の平安を保たなければならない。生活に必要な物を手に入れなければならないし、わけても幸福にならなければならない。これらはすべて、思考からはじまるのだ。あなたは自分の心をコントロールすることができるだろう。自分の考えを心に植えつけることができるだろう。それを建設的に利用する特権を持っている。あなたは自分の思考をコントロールする力を持っている。

このことは、自分の運命をも支配できるということを意味しているのだ。あなたは、自分が望む人生を築くことができる。

 


あなたは、たった一つを除いて、すべてコントロールされている。たった一つのこととは「思考」である。人類が知り得る事実の中で、これほど重要なものがほかにあるだろうか!それは人間の天性の反映だ。天から与えられた特権によって、私たちは自分の運命を定めることができるのだ。あなたがもし自分の心のコントロールを失うなら、あなたがコントロールすべきものは、何も存在しなくなってしまう。

 


心のコントロールができるかどうかは、自己訓練と習慣によって決まる。あなたが心をコントロールするのか、心があなたをコントロールするのか、そのどちらかなのだ。どっちつかずということはあり得ない。心をコントロールする最も具体的な方法は、明確な計画に裏づけられた目標の中に自分を没頭させることである。

有名な成功者の記録を研究してみると、その人は必ず自分の心をコントロールしていることがわかる。その上、自分の目標に向かってまっしぐらに進んでいたこともわかる。心のコントロールなしには、成功は不可能なのである。

 


成功できない人々には、共通した特徴が一つだけある。彼らは失敗の理由を知っている。そのうえ、成功できなかったことの完全な言い訳を用意しているのだ。

 


もしーという言葉の中で、最も重要なのは

「もし、自分自身の姿に直面する勇気があったら」である。なぜなら、自分の欠点を知ることができるし、改善することもできる。また、自分の失敗や他人の経験から、利益を生み出す機会を持つことができるのだ。なぜなら、自分の欠点がどこにあるか知っているからである。もし自分を分析するために多くの時間を費やすなら、言い訳のための時間はもっと少なくて済むことだろう。

 


「最初で最高の勝利とは、自分自身を征服することである。自分に征服されることは、最も恥ずかしく、卑しむべきことである。」

 


「自分の弱点を覆い隠すために言い訳を考えるのは馬鹿げたことだ。どうして人間は自分をバカにするのだろうか?そんなことに使う時間があるなら、その弱点を改善するために使えばいい。そうすれば、そんな言い訳は考えなくてすむのだ」

 


「人生とはものは、チェス・ゲームのようなものである。そして、対戦相手は時間なのだ。もしあなたがためらっていたら、相手はどんどん先へ進んでしまう。あなたの駒はすっかり取り払われてしまうだろう。あなたが戦っている相手は、決して優柔不断ではないのだ」

 


Do it now

世界一優しい「やりたいことの見つけ方」

世界一優しい「やりたいことの見つけ方」

 


仕事自体がストレスだから、そのストレス発散のためにお金が消えていくのは良くない

 


仕事に興味がないから、時間があっても学ぶことがなく成長しないパターン

 


そもそも楽しいだけの仕事なんてどこにも存在していない、どんな仕事でも面倒なこともあれば、嫌なこともある。「やりたいこと」のために「やらなければならないこと」も存在する。それを工夫して楽しめるようにしていくのも仕事の一部です。

 


仕事選びで「給料が高い」などの理由で決めると、自分がしたい仕事とのずれが生まれやすい。

必要なのは、「選択基準」を磨くこと、だから自己理解する。

 


最も危険なのは、「どの道に進むのが1番メリットがあるだろうか?」と頭で考えて判断すること

 


自分の軸がない状態は、未来が分からないのでとても不安になる。

 


本当に必要なのは、質問に答えるときに「何を見つけようとしているのか?」という目的意識を明確にすること

 


好きなこと×得意なこと=やりたいこと

 


好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

 


ジャーナリング 3分間紙に書いたお題を手を止めずに書き続ける

 


強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかし弱みを無くしたからといって何も生れはしない。強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない。

デール・カーネギーの知られざるリンカーン

デール・カーネギーの知られざるリンカーン

 

 

 

リンカーンの幼少期の生活は奴隷よりも酷かった。

 


リンカーンは人にとって最も価値のある資質を伸ばした。知識に対する愛着と勉学心である。

 


リンカーンはアンが亡くなってから2年間も廃人だった。また、リンカーンはアンの死を一生引きずっていく。

 


リンカーンは決して人の恩を忘れなかった。それが彼の際立った特徴の一つであった。

 


「子供達が良いことをすると必ず褒め、『子供達が親に束縛されずに、のびのびと楽しそうにしているの嬉しいことだ。愛は子供を親に繋ぎ止める絆だ』

 


「誰にも悪意を向けず、すべての人に慈悲の心を向けよ」と言った。キリストのような寛大な心を持つリンカーンでさえ、「お前はわたしの人生をめちゃくちゃにしている。お前のせいでこの家は地獄だ。こんちくしょう、さあ、ここから出て行ってくれ」と言った😂

 


「わたしの場合、野心という競争には負けどおしだった。それも話にならない負け方だった」とリンカーンは言っている。

 


リンカーンにとって失敗や敗北は目新しいものではなかった。これまでの人生は失敗と敗北の連続であったが、それによって打ち砕かれてしまうことはなかった。

 


「私は自分を支配することができないかもしれないが、かといってスワードにだって支配させたりはしない。私を支配できるのは私の良心と神だけである。」

 


リンカーンが人生で最もひどい扱いを受けたスタントンに対して「私は自分のプライドをすべてスタにすることにした。それが私の自尊心の一部かもしれない。スタントンを陸軍長官に任命する」

これはリンカーンが行った人事の中で最も賢明なものとなった。

 


やがてスタントンもスワードも、最初はリンカーンを悪く言い、馬鹿にしていた者のほとんどが、リンカーンに敬意を抱くようになった。

 


フォード劇場の向かいにある下宿屋でリンカーンが死の床に就いているとき、かつてリンカーンを「手の施しようのないバカ」とこきおろしていた鉄の男スタントンはこう言っている「世界史上最も完璧な統治者が今死の床にある」

 


「私が望んでいることは、地球上のほかの友人をすべて失ったとしても、少なくとも一人の友人だけは失わないでいることだ。その友人というのは、私の体の奥底にいる友人のことだ。私は勝たなくてもいいが誠実でいたい。成功しなくてもいいが自分の掲げる明かりに忠実でいたい。」

 


「『人を裁くべからず。人に裁かれざらんがために』。われわれも彼らの立場なら同じことをするだろう」